いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

今日が続く日(音楽のおくりびと🍀〜その16)

今日はセレモニーのお仕事がありました。



今回のリクエストは曲の指定ではなく、「このアーティストで」といったご希望です。
リクエストいただいたアーティストは、ユーミン、吉田拓郎、松山千春。
故人さまは比較的お若く、60代の方です。


最近、自分より少し上の方がお亡くなりになった お式に入ることが多く、「いつものアレ」的な曲を少し新しくしなければならないと感じています。
ユーミンのリクエストが多くなりました。


ユーミンと松山千春は、少し前にリクエストをいただいたので、その時の曲を演奏しようと思います。



吉田拓郎については、ファンの方には申し訳ないのですが…私、あまり曲を知りません💦
なので事務所にお願いして、代表的な曲の楽譜を送ってもらいました。


いい曲がたくさんあるアーティスト揃いなので、お客さまをお迎えするシーンから、いつものアレに加えて それらの曲を演奏することにします。



今、《とらひめ地方》の桜は満開です。
この季節限定でいつも桜の曲を演奏していますので…今日も演奏することにしました😊



さくら(独唱) - 森山直太朗(フル)


今回、新しくユーミンの楽譜を1つ買ったので、その曲を入れようかしら?



松任谷由実 – ノーサイド(Audio/Lyric)


この曲のイントロ部分が私のお気に入りなのです。
ユーミンの曲はステキなアレンジが多いですね✨


事務所から送られてきた吉田拓郎の曲は3曲ありました。
その中から2曲を演奏します。
お客さまを迎えるシーンの曲に混ぜて「旅の宿」



吉田拓郎 旅の宿


今回の故人さまは会社経営者でいらしたので、規模の大きいお式でした。
最後のお花入れでは前半に参列者全員が、後半は親族のみで行います。
「結婚しようよ」は葬儀という場に相応しくないかもしれませんが…喪主である奥さまとの思い出として演奏させていただきました。




吉田拓郎 - 結婚しようよ


吉田拓郎の一番の功績は、自作自演という演奏形態、つまりニューミュージックの礎を築いたことだそうです。
彼がいなければ、その後に続くユーミンや山下達郎もいなかっただろう、という記事を読みました。


他の曲に混ぜて吉田拓郎の曲を演奏しましたが、曲と曲との繋ぎに苦労しました。
彼の曲は単純なメロディーやリズムで分かりやすいのですが、強烈な個性を持っています。
そのため他の曲となかなかマッチしませんでした。
チグハグな感じになってしまったかもしれません(ちょっと自己嫌悪です💧)。


吉田拓郎について調べていた時に知ったのですが、彼は今年76歳になられるそうです。
過去に癌を患い、その後も闘病しながら演奏活動を続けてきましたが、去年をもって引退されました。
吉田拓郎というと長髪、パンタロンタイプ?のGパンという感じですが、その彼も後期高齢者なのですね…あまりイメージが湧きません💦
時代はどんどん流れていくのだなぁと思いました。



今日の故人さまは夫とあまり歳が違いません。
喪主である奥さまも、私と同じくらいの世代の方でした。
お式の前、ご挨拶に伺った時は明るく気丈に振る舞われていましたが、ご挨拶の時には声を詰まらせておられました。
60代の旅立ちは、あまりに早く、悲しいです😢
喪主さまは故人さまと、満開の桜を一緒に見たかっただろうな…と。



毎日の日々は同じことの繰り返しですが、物事にはいつか必ず終わりが来ます。
来年桜を見る時、私はどんな日々を過ごしているのだろうか…
あと何回、満開の桜を見られるのかな…


どんな未来が待っているのか、誰にも分かりませんが、いつ終わりが来ても心残りがないように毎日を送りたいなと思いました。


今日も無事にお見送りできて感謝でした🙏