いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

岸壁の母

今日はセレモニーのお仕事がありました。
今回はリクエストが1曲あります。
それは『岸壁の母』



私と同じ世代から上の方で、この曲を知らない人はいないでしょう。
子どもの頃、毎週日曜日のお昼にNHKで放送されていた『のど自慢』では、必ずと言っていいほど この曲を歌う人がいました。


ご存知の方も多いと思いますが、この曲は実話に基づいて作詞作曲されています。



戦争が終わって、シベリア抑留されていた息子の帰りを待ち侘びる母親の想いが歌われています。



この歌の主人公である母親は、大陸からの引き揚げ船が入港する度に舞鶴港へ通いました。
私は数年前に舞鶴港へ行って、『岸壁の母』の歌碑がある地を訪れたことがあります。
(その時は日没後だったため写真はありませんので…借物👇)




『岸壁の母』は皆さまもご存知の通り、二葉百合子の代表曲。



ですが、この曲を最初に歌ったのは菊地章子で、二葉百合子が歌ったのはカバー曲になります。



岸壁の母 - 二葉百合子


二葉百合子は浪曲師の娘として生まれ、自らも浪曲を歌ってデビューしました。
『岸壁の母』の途中にある《語り台詞》を聞くと、彼女の力量の素晴らしさがとても良く分かります。
最近はこういう《語り》のできる歌手が少なくなりましたよね。
若手?では島津亜矢が素晴らしいので、私としてはイチオシかな?😆



【岸壁の母】 島津亜矢


話が逸れました…😅


この手の楽譜はピアノ用がありません。
事務所が送ってきてくれた楽譜はカラオケ用でした。
メロディーとコードしか書かれていないし、コードも何だか怪しい感じ?💧
仕方がないのでYouTubeを聴いたり、少し自分でアレンジを加えたり…ですね。



こういった言葉が主体の曲になると、ピアノで弾くのには少し無理があります。
弾けないことはないのですが、曲の良さが発揮できません。
コブシの部分をピアノで弾くと、何だか変ですよね😅


上手くいったかどうかは分かりませんが…たぶん『岸壁の母』っぽく聞こえたと思います💦


今日の故人さまは90代半ばの女性でした。
戦争を知る世代は どんどん少なくなっていきます。
不戦の願いが、この曲と共に後世へ伝わって欲しいな…と思いました。


今日も無事にお見送りできて感謝でした🙏