いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

水戸黄門

今日はセレモニーのお仕事がありました。



今回のリクエストは…


神野美伽の有名な曲 
「ああ人生に涙あり」/テレビ時代劇『水戸黄門』より
以上2曲?です。


故人さまは神野美伽さんのファンでいらしたのでしょう。
彼女の歌唱力は抜群ですが、代表的なヒット曲というと何かしら?
調べてみると「男船」「カモメお前なら」などだそうですが、大ヒットしたわけではなく…
楽譜も出回っていませんでした。
私の大好きな島津亜矢ちゃんもそうですが、素晴らしい歌唱力を持っているのにもかかわらず、ヒット曲に恵まれなかったのですね…時代のせいもあるけれど。
唯一見つかった楽譜は「もう一度恋をしながら」だったので、そちらを演奏しました。



もう一度恋をしながら


「ああ人生に涙あり」はテレビ時代劇でお馴染み『水戸黄門』のテーマソングです。
私が子どもの頃、この時代劇は放送が始まりました。
当時は『大岡越前』『江戸を斬る』『桃太郎侍』『銭形平次』『遠山の金さん』『暴れん坊将軍』など、時代劇の番組は多かったですよね。


これらの時代劇に共通なのは、勧善懲悪の主題に基づいて話が作られていることです。
というか…昭和の時代ではアニメや特撮など、どれも「正義は勝つ」という筋書きでした。
正義の味方は絶対に死なないし、悪は必ず滅びて、最後はハッピーエンド。
決まりきった内容だったので、安心して(?)観ていられた気がします。
私は今でも それが抜けなくてハッピーエンドを求めてしまうのですが、最近のドラマや映画はエンディングに決まった形がないので、モヤモヤしたりして…😂


特に年齢の高い人はワンパターンと分かっていても、嫌な思いをすることなく観ていられる時代劇を好む傾向にあります。
これらの時代劇の主人公は、正しい心を持った権力のある人。
江戸時代ですと権力者は将軍または その血筋にあたる人や、奉行(今で言う裁判官や役人)が主人公となって話は進められます。


水戸黄門=徳川光圀は徳川家康の血筋を持っていました。
学問に熱心で、「大日本史」の編纂を手がけたことから『水戸黄門』の話が生まれたそうですが、全国を旅して回ったという記録はないので、ドラマは全くのフィクションとのこと。


『水戸黄門』といえば お決まりの文句「この紋所が目に入らぬか〜‼️」「ハハァ〜⤵️」
悪人どもが格さんの出した印籠に驚き、ひれ伏す場面。
この場面が痛快なので、それを楽しみに観ている お年寄りが多いですね〜😂



亡くなった私の父も この場面が大好きでした。
まだ会社勤めをしていた頃などは「オレにも紋所があったらな〜」なんて言っていたものです。
きっと誰か従わせたい人がいたんだろうな〜🤣



でも…もし黄門さまがエゴイストで悪いことが大好きな人だったら どうなるのかしら?
それに印籠を持っているのは権力者の象徴で、悪人は その権力に対して ひれ伏しているわけで…権力をかざして黙らせるのはモラハラなんじゃないの?🤯


ワンパターンの話の内容は いつしか時代に合わなくなり…勧善懲悪のストーリーを嫌う人も出てきました。
視聴率も低迷したので、今から10年くらい前を最後に『水戸黄門』は放送を終了しています。
私は勧善懲悪が好きだから『水戸黄門』も好きだったけれど🤭


歴代の黄門さまを演じた人で誰が好き?と訊かれたら、私はやっぱり初代の東野英治郎さんと答えます。
格さんは2代目の大和田伸也さん、助さんは里見浩太朗さんが良いですね〜😆



2代目の黄門さまは西村晃さん。
この黄門さまは強かったイメージです。



その後、佐野浅夫さん、石坂浩二さんと続き、助さんを演じていた里見浩太朗さんが黄門さまになったこともあり…最後は武田鉄矢さんだったかな?
金八先生のイメージが強いですが💦


名脇役もたくさんいました。
私は風車の弥七が好きだったな〜。



八兵衛もいい味を出していました。



途中から出てきた かげろうお銀と飛猿は、自分としては馴染みがありませんが…
お銀の入浴シーンを楽しみにしていた男性は多かったようですね😂



お銀を演じた由美かおるさんは、15歳でデビューした頃からスリーサイズはほぼ変わっていない…と言ったことが一時話題になりました。
私なんて拡大しまくりなんですけど🤣
でも口の悪い人が「スリーサイズは変わっていなくても、その位置は(下へ)変わっている」と言っていました😅
本当にそうなのか?分かりませんが。


ずいぶん話が逸れました💦
さて、『水戸黄門』のテーマソング「人生に涙あり」はインパクトのあるリズムの刻みで演奏されます。



水戸黄門第14部オープニング 里見浩太朗 伊吹吾朗


このリズムを聞いて、何かに似ている…と思いませんか?
そうです。フランスの作曲家ラヴェルの『ボレロ』



BOLERO Ravel ラヴェルボレロOrquesta Joven de la Sinfónica de Galicia ガリシア D: Vicente Alberola. Dvořák nº 8


これはバレエ音楽として作曲されたのですが、「ああ人生に涙あり」と音の刻みがソックリ。
ボレロという曲は特徴ある3拍子で、「ああ人生に涙あり」は4拍子…これが違うところですが、伴奏の刻みはほぼ同じです。


『水戸黄門』が人気の時代劇だったので、今までも何度かリクエストをいただきました。
出棺の時に この曲を流すと、なかなかカッコイイのです✨
そういうわけで、今日はこの曲でお送りしました。


時代は移り変わり、最近ではテレビで時代劇の放送も少なくなりました。
人々の考え方が多様化したので、勧善懲悪のストーリーは あまり好まれませんが…良いことと悪いことの価値判断は今も昔も変わらないと思います。


自民党の政治資金問題の報道を見ると…黄門さまのような人が現れてくれないかなぁ〜と思ってしまう。
「助さん、格さん、やっておしまいなさい‼️」
って悪い閣僚が退治されたら…誰も国会に残っていなかったりして🤣
本当にそういうヒーローが現れてくれないかなぁ…


今日も無事にお見送りできて感謝でした🙏