いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

ブロッコリーのお話🥦

あなたの好きな野菜は何ですか?と訊かれたら、私は迷わずブロッコリーと答えるでしょう。
ブロッコリーは ほのかな甘みがあって美味しいですよね😋



カリフラワーもブロッコリーも花を食べるので《花菜》に分類されます。
私が子供の頃は、ブロッコリーよりも 花野菜と呼ばれるカリフラワーの方が多く栽培されていましたが、近年では栄養価が高いということでブロッコリーの人気が高まってきました。
最近、ブロッコリーが指定野菜になったそうですね。


15年前、私は両親より受け継いだ畑で野菜を作り始めた時、最初にブロッコリーを植えました。
種から作るのはハードルが高いので、農園屋さんでブロッコリーのポット苗を購入。
幸い我家の畑は土壌の質が合ったのか?野菜作り初心者の私でも立派なブロッコリーを収穫することができました。
以来、欠かさず毎年ブロッコリーを作っています。


ブロッコリーを作る上で気をつけるのは連作障害。
同じ所で同じ作物を作り続けると、土壌のバランスが崩れて生育不良となります。
これはどの作物にも言えることで、特に気をつけなければならないのは、種類が違っても同じ系統の作物では連作障害が起きるという点。
例えばブロッコリーはアブラナ科の作物で、キャベツ、カブ、白菜、チンゲン菜などの仲間です。
畑で獲れる作物の多くがアブラナ科なので、植える場所を選ばなければなりません。
1度その場所で作ったら、2〜3年は空けなければならないのです。


最初の頃は連作障害についての知識がなかったので、前年にキャベツを植えた場所へブロッコリーを植えてしまったことがありました。
その年のブロッコリーは不作😅
カサの大きさ7センチほどの ちっぽけなブロッコリーしか獲れませんでした。
以来、連作には気をつけて植えるようにしています。


連作以外で気をつけることは特にありません。
比較的病気に強いし、花の蕾であるブロッコリーを食べる虫や動物はあまりいないようです。
でも葉っぱや茎は別。
キャベツの仲間ですから、青虫がついたり、鳥に突かれます🐦



⬆️これは我家のブロッコリーの葉っぱ。
冬は食べ物が不足しているので、ムクドリに食べられてしまいました。
今は寒いので青虫はいませんが、夏に獲れるブロッコリーの茎が虫だらけということもあります🐛


今日、畑でブロッコリーを収穫しようとしたら紫色に変色していました。



これはカリフラワーを育てた時にも見られたことです。
ここしばらく寒かったので、アントシアニンという色素が合成されて紫色になりました。
食べても害はないし、加熱すれば紫色は抜けてしまいます。


ブロッコリーは上の部分を収穫すると終わりになってしまいます。
でも脇から小さな花芽が出ていることもあるんですよ。



本体を収穫した後は脇芽をいただきます😋



我家の畑の隣は、親戚の畑です。



叔母が亡くなってから、長いこと耕作放棄地になっていました。
でも、最近 大規模営農農家に貸しているそうで、そこではブロッコリーを作っています。
大きな農作業機械で耕し、ブロッコリーを植えますが…驚いたことに毎年、年に2回ブロッコリーを作ります。
連作障害があるはずなのに、なぜ毎回ブロッコリーが育てられるのかしら?
それに加えてブロッコリーの育つ速度も早いのが疑問でした。


おそらく土壌改良剤や成長ホルモン剤を使っているのだと思います。
それから茎につく青虫対策か、大きな機械で農薬も散布しているようでした。


我家のブロッコリーはまだ収穫途中ですが…隣の畑は既に収穫が終わり、残骸ごと大きなトラクターで掻き回されています。



これを見ると複雑な思いがします。
確かにブロッコリーは優秀な野菜だけど…こんな扱いでいいのかしら?と。
でも こんな事を言っていたら農家さんに叱られますね😔


虫のいる野菜が嫌なのはわかります。
安価で購入したいのもわかりますが…虫も食べない野菜って安全なのかしら?
ちょっと複雑な思いです。


私も野菜を育てるまで、このようなことを考えませんでした。
でも、今は育てているから、思うことがたくさんあります。


そこで是非、皆さんにも野菜を育ててほしい。
花の苗を買う時、ブロッコリーの苗を1本買って育ててみませんか?
たぶん50〜100円で買えるはずです。
自分で育てたブロッコリーは美味しいので、是非🤗