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グループサウンズ
今日は今年最初のセレモニーの仕事がありました。
今回はリクエストがあるのですが、特に指定の曲はなくて「こんな感じの…」という漠然としたもの。
故人さまお好きだったグループサウンズと その時代の演歌を、というご希望でした。
私は音楽好きだった父の影響で、戦時中の軍歌から歌謡曲・演歌など幅広く知っています。
グループサウンズが大人気だったのは1960年代後半で、当時の私は幼稚園児でした。
その時代に流行った『君といつまでも』を歌う加山雄三のマネをしたり、ピンキーとキラーズの『恋の季節』を歌いながら麦わら帽子を斜に被ったりしていた記憶はありますが、グループサウンズだけがスッポリ抜けていて、殆ど分かりません💧
困ったなぁ…私が持っている楽譜の中でグループサウンズの曲はないかしら？
というより、どの曲がグループサウンズの曲なの？
これは私が持っている歌謡曲の楽譜。
「やさしく弾ける」なんてウソばっかりで😅少し音の数が多く、私にとっては難しいですが、アレンジが原曲にとても近いので愛用しています。
この中のどれがグループサウンズの曲なのか、夫に抜き出してもらいました。
グループサウンズの時代、私より8歳上の夫は中学生だったので、よく知っているようです。
事務所から送ってきてくれた楽譜も含めて、以下の曲をセレクトしました。
「夕陽が泣いている」／ザ・スパイダーズ
「亜麻色の髪の乙女」／ヴィレッジ・シンガーズ
「ブルー・シャトー」／ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
「花の首飾り」／ザ・タイガース
その時代の歌謡曲や演歌も合わせて演奏しようと思い、更にコチラの曲もプラス。
「忘れな草をあなたに」／倍賞千恵子
「悲しい酒」／美空ひばり
「夜霧よ今夜もありがとう」／石原裕次郎
「アカシアの雨がやむとき」／西田佐知子
『ザ・スパイダーズ』 堺正章・井上順・かまやつひろし・井上堯之
「夕陽が泣いている」スパイダーズの代表曲です。
スパイダーズのメンバー、マチャアキ(堺正章)やジュンちゃん(井上順)、かまやつひろし は私も良く知っていますが、スパイダーズのメンバーだったとは知りませんでした。
スミマセン💦
グループサウンズの曲はリズムが分かりやすく、メロディーラインも綺麗ですね。
この曲は浜口庫之助の作詞作曲だそうで、納得しました。
「亜麻色の髪の乙女」は少し前に島谷ひとみがカバーしたので、一躍有名になりました。
元はヴィレッジ・シンガーズの曲だったのですね〜。無知でスミマセン🙇♀️
これを作曲したのは すぎやまこういち氏。
すぎやまこういち氏は、ドラクエ(ゲーム『ドラゴンクエスト』)の音楽も作曲しています。
…というか、私にとってはドラクエの他に思い当たらないくらいなのですが💦
すぎやまこういち氏の経歴は少し変わっています。
作曲を勉強するために東京藝術大学への進学を志しますが、作曲科へ進むほどにピアノが弾けなかったので東京大学へ入学したのだそう。
藝大に行けないから東大って凄くないですか？😂
作曲はほぼ独学だったそうですが、ポップスやクラシックに歌謡曲やジャズ、ゲーム音楽まで幅広い作品を残しています。
グループサウンズを語る上で「ブルー・シャトー」は欠かせないでしょう。
私もさすがに この曲は知っていますし、歌えます🎶
「花の首飾り」も すぎやまこういち氏が作曲。
私がテレビを見ていた頃は、タイガース解散後にジュリー(沢田研二)がソロで歌っていました。
1980年代頃？にタイガースが再結成された時、ジュリーの他に岸部シローや岸部一徳もメンバーだったと知って驚いたものです。
グループサウンズの音楽は どちらかというと少し物悲しい短調(マイナー)の曲が多め。
お葬式で短調の曲ばかり流すと、どんどん暗くなってしまうので、曲順の組立てに悩みました。
お客さまをお迎えするシーンで「花の首飾り」を入れながら歌謡曲・演歌を《いつものアレ》に混ぜて演奏。
お別れのシーン…棺への お花入れは「亜麻色の髪の乙女」「夕陽が泣いている」「ブルー・シャトー」再び「花の首飾り」を。
出棺のシーンではグループサウンズの曲ではありませんが、同時代の「この広い野原いっぱい」でお送りします。
今日の故人さまは、亡くなった私の母と同い年でした。
その時代でグループサウンズがお好きだった…きっとオシャレな方だったのだろうと思います😊
愛する ご家族にお見送りされて、幸せな旅立ちでした。
今日も無事にお見送りできて感謝です🙏
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実は今日、隣会場で演奏されていたセレモニーピアニストの方と お話しました。
(私たちは基本1人で演奏するので、自分以外の演奏者に会うことがないのです)
私より少し歳上の方？でしょうか。
「私はもう15年もここで演奏しています。県外へ行くことも多いんですよ」
と、コチラが訊きもしないのに一方的に話されて😅😅😅
なんなの？この人…凄い圧なんですけど🤣
まぁ…音楽をしている人間には、よくいるタイプなんですが💧
自分が最高✨って思わないと音楽なんて出来ないので仕方ないけどね…
私が演奏活動をしていた時の辛かった記憶を思い出して、ちょっとドンヨリしました🌀
音楽への関わり方は いろいろな形があっていいと思うけれど…
私は自分のプライドのためでなく、誰かと共有する喜びのために演奏したいなぁ。
どんな音楽に対してもリスペクトを持って、一途に向き合えば…きっと音楽の神様は降臨してくると思うのです。
ちなみに今日は、神様の衣の端っこをつかめたような…？そんな感じの出来栄えでした💫
ありがとうございました😊
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