いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

気になる子の、その後

今日は夏休みが明けて、最初の授業でした(学校自体は今週から始まっています)。
毎年、長期の休みが明けると学校を辞めてしまう学生がいます。
今年はどうかしら?


授業前、学科担当の先生から 数人の学生が辞めてしまったことを聞きました。
ううむ…やっぱり💧


マスコミでも時々取り上げられる夏休み明けの不登校。
義務教育ではない高校や専門学校、大学では、不登校を通り越して退学に至るケースが多くあります。


そういえば、気になっていた子はどうなのだろう?



先生に訊ねると、夏休み明けから学校に来ていないそうで…どうやら退学する方向で話が進んでいるのだとか。
その学生は同じクラスの学生と あまり話さず、1人でいることが多い子でした。
最初は私と目を合わすこともなく、会話も一方通行だったのですが…
だんだん笑顔が見られるようになり、距離が少しずつ縮まってきていたのです。
なのに…う〜ん、残念😢
ピアノも割と弾ける方で、これからが楽しみだったのにな。



学生が学校を辞めてしまう理由は色々あります。
今回、辞めた学生は その子を含めて4人。
退学理由はさまざまで、病気治療のために長期入院する学生もいれば、学校の授業についていくのが能力的に無理だから方向転換する、というのもありました。


専門学校は学校法人なので、ビジネスのために多くの学生を入学させます。
一応、入学試験はありますが 殆どの受験生が合格になる、その理由は…入学金による収入が目的。
なので、入学した後に授業についていけなくなるということがあります。



能力の他に、適性も重要。
保育は人相手の仕事なので、人と上手くコミュニケーションがとれないと難しいのです😅
近年はそれが上手くできない学生が多くて、実習先に迷惑をかけたりトラブルになったりするケースも💧
国は保育士を増やす方針ですが、「質より量」はいかがなものかと思います。


私が気になった子は能力的に低くありませんでしたが、人とコミュニケーションを取るのが苦手なようでした。
そういう私も人付き合いは あまり得意ではありませんけれど😅
彼女の場合、何となく家庭的に何か事情がありそうでした。
自分を受け入れてくれる、安心感が得られる場所がなかったのかもしれません。
それで誰かに心を開けなかったのかな…?



さまざまな事情で方向転換をすることになった学生たち。
これから先、どうやって社会に出て収入を得ていくのだろうか?
退学してしまえば、彼らのその後を知る由もありませんが…
月並みな言い方ですが、自分の道を見つけて しっかりと生きていってほしいと思ったのでした。