いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

音楽のおくりびと🍀〜その16

今日のとらひめ地方は冷たい雨☔️
その中でセレモニーピアニストのお仕事がありました。



今日の故人さまは90歳をすこし超えた女性の方です。
戦中戦後を生き抜いて来られた世代ですね。
最近は この世代の方のお式が多いです。


さて、本日のリクエストは…
「星影のワルツ」「北国の春」/千昌夫
「東京だヨおっ母さん」「人生いろいろ」/島倉千代子
以上4曲です。


今日は割とすんなり曲順が決まりました。
お見送りのシーン導入に「星影のワルツ」がピッタリです。

千昌夫 星影のワルツ
日曜日のお昼、NHKの定番と言えば『のど自慢』
私が幼い頃、父は毎週観ていました。
毎週会場が変わりますが、どこへ行っても必ず「星影のワルツ」を歌う人がいましたね。
この世代の方に絶大な人気を誇る曲です。


棺へのお花入れのシーンでは島倉千代子の2曲を演奏することにしました。

島倉千代子 / 東京だヨおっ母さん

島倉千代子/ 人生いろいろ
島倉千代子さんも人気があり、今までに数回演奏したことがあります。
「人生いろいろ」はコロッケのモノマネが鮮烈で頭に残りがちですが😂


この曲はアップテンポなので、お葬式の場で演奏する時は少し難しいのです💧
原曲よりゆっくり目にして、伴奏の音の刻みも緩めにしないと…場にそぐわない音楽になりかねません。
自分的には少し苦手なのですが、司会者さんは「あの曲、いいですよね〜」と言ってくれます😀
昭和初期、女性の立場は弱く、思うように生きられない人がたくさんいました。
「人生いろいろ」が人気なのは、その時代に生きた女性の心を捉えたからだと思います。


出棺では再び千昌夫に戻って「北国の春」を演奏しました。

千昌夫 - 北国の春


故人さまは洋裁がお得意だったそうで、元お針子だった私の母とイメージが重なりました。
綺麗な花祭壇に彩られ、お孫さん、ひ孫さんに送られた穏やかなお式でした。


少しずつ季節は進み、温暖なとらひめ地方も今日は寒くて冷蔵庫のようでした🥶
私は末端冷え性なので、これからは手袋が手放せません🧤



手が大きいので、ニット製の手袋を愛用しています。
この手袋は山あいの街にある、夫の実家近くで買った物で、娘とイロチのお揃い♫
お気に入りの手袋をはめて、指のケアをちゃんとして…良い演奏ができるように頑張ります😊
今日も無事、お見送りできて感謝でした🙏