ヨーロッパは遠きにありて思ふもの
来客は殆どない我家ですが、今日は珍しく お客さんがいらっしゃいました。
それは夫の教え子です。
彼は7〜8年の間、とある会社の駐在員としてヨーロッパに滞在していましたが、この春 日本に戻って来ました。
今日は大学の研究室のOBたちで集まって飲むそうで🍻…その途中、お土産を持って我家に立ち寄ってくれたのです。
ワイン好きな夫のためにヨーロッパで買った赤ワインを、私にはベルギーのチョコレートを お土産にいただきました😊
ほほぉ〜…これがヨーロッパの物かぁ👀
何となくヨーロッパの香りが漂ってくるような気がします✨
音楽を勉強した自分にとって、クラシック音楽発祥の地であるヨーロッパは憧れの地。
大学時代に師事した歌の師匠は、長期の休みごとにドイツへ行っていて、それに同行する話もありましたが…
貧乏学生だった私は その費用を捻出することができず、結局ヨーロッパへ行くことは叶いませんでした。
ずっと音楽の勉強を続けて来た私にとって、一度もヨーロッパへ行ったことがないのは大変なコンプレックスです。
彼の地には どんな人がいて、どんな暮らしをしているのだろう?🤔
それが知りたくて、ヨーロッパの人が多くプレイするオンラインゲームで友だちを作りました。
私が あまりにヨーロッパ、ヨーロッパと言うものだから…出不精の夫も やっと重たい腰を上げ、退職する前年にドイツへ行こうかという話に🙌
ちょうど その頃、今日の彼が駐在員として赴任しました。
「僕が こちらに居る間に、ぜひ遊びに来て下さい」と誘ってくれたのですが、コロナが流行り始めて、結局お流れに💧
そしてコロナが落ち着いたら、今度は🐱トラの介護が始って行けず…今に至ります。
これから先、ヨーロッパへはもう行かないかも?
なぜなら昔ほどヨーロッパへ行きたいと思わなくなったからです。
ヨーロッパへ行きたかった最大の理由は、本物の音楽や芸術に触れたかったからでした。
でも…クラシック音楽から離れてしまった今、それほどヨーロッパに魅力を感じていないのかもしれません。
先日、ずっと一緒にゲームをプレイしていたドイツ人のシニアが「ゲームを引退するかも」と言い出しました。
90歳になる高齢の母親の介護が大変で、ゲームどころではないのだそうです💧
するとイギリスのシニアも「自分も兄弟と交代で父の介護をしている」と言い出しました。
高齢者の介護問題は日本だけでなく、ヨーロッパでも どこでも同じなのですね…
自分にとって特別な地だったヨーロッパ。
でも今はヨーロッパ在住のブロガーさんが日常を記事にアップして下さいますし、ヨーロッパの友だち(ゲーム上だけど)と話ができます。
地球では日本と反対側のヨーロッパですが、今では《お隣さん》的な感覚になりました。
私が日本から出たのは過去に2回だけです。
それがコンプレックスで、海外に大変な憧れがありましたが…もう それほど気にしなくていいのかも?
自分が元気に動けるのは あと15年くらい。
その間に ヨーロッパへ行きたいと思うことがあるのかしら?
あるかないかは分かりません。
でも…行きたいと思う時のために、体力とお金は蓄えておこうかな?と思っています😁
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