いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

2世ってどうなの?

まもなく選挙がありますね。
今回は統一地方選なので、《とらひめ地方》では市議会や県議会の議員、市長を選ぶことになっています。
候補者の名前やプロフィールを見ても、あまり知らない人ばかり。


でもこれが国政選挙となると、候補者の顔ぶれはだいぶ違ってきます。
ネームバリューのある人が増え、《2世議員》もチラホラ…
《2世議員》とは親、または祖父母の選挙区を引き継いで当選した議員の俗称で、世襲議員とも呼ばれます。
今の日本の国会に占める世襲議員の割合は、時代や属する政党によっても違いますが、半数近くにのぼるのだとか。
これって…おかしくないですか?😅


では本来の《2世》の意味は何なのでしょう?


ちょっと調べてみると…《2世》とは、同じ名前を持って同じ地位についた国王や皇帝だったり、芸能や学問で初世の名跡を継いだ2代目の総称を言うようです。


《2世》といえば…私が子どもの頃、夢中になって観ていたアニメ『バビル2世』
『バビル2世』は横尾光輝のSF漫画で、超能力を持つ少年:浩一と世界征服を企むヨミとの戦いを描いた作品です。
私はこのアニメが大好きで良く見ていました。
主題歌もカッコよかったですね〜😆



【バビル二世】水木一郎 / 歌詞付き


紀元前30世紀、宇宙から地球に不時着した宇宙人バビル。
その子孫が浩一で、浩一は超高性能コンピュータを持つバビルの塔と3つのしもべ(ポセイドン、ラプラス、ロデム)を先代バビルから受け継ぎました。
『バビル2世』の場合、先代から何年も後の時代に生まれた子孫の浩一が《2世》を名乗るわけですから、政治家のそれとはちょっと意味合いが違いますね🤣


私が教師になったばかりの頃、教師の子どもという《2世教員》がたくさんいました。
なぜなら当時、教員は自分の退職と引き換えに、自分の子供を教師として採用してもらうというシステムがあったからです(それは公にされていませんでしたが)。
でも親が立派な先生だったとしても、その子供は親とは違う別の人間。
親から教育現場の話を聞いて育っただけに過ぎないのですが、あたかも自分が立派な教師かのような【教師風】を吹かせるので、私は《2世教員》があまり好きではありませんでした。


《2世〇〇》が存在するのは教育界だけではありません。
お医者さんにも世襲制が存在します。
私が《かかりつけ医》としてお世話になっていたお医者さんもそうでした。
その先生が高齢になられた時、ご自分のあとを息子さんに継がせたのですが…息子さんは威圧的とか人間的にあまり評判が良くなくて、患者さんの多くが他の医院に乗り換えてしまったのです(私も去りました🫣)。


その他にも《2世》はいろいろな世界で存在しますが、世襲制でなければならないものも。
例えば歌舞伎など古典芸能の世界は、世襲制がなければ現在も伝統が受け継がれなかったと思います。
特に伝統ある技術を用いた分野では、世襲制は大事なのかもしれません。



子どもが最初に考える《仕事》は、一番身近な所にいる親の職業です。
親から《仕事の世界》の話を聞いて、自分もそこに属しているような気持ちになる…
でも、それは親の世界であって、その子どもが獲得した知識や経験ではありません。
技術は子供に伝承できますが、知識や経験は自分の子供に伝えることはできないのです。


《2世議員》にも同じことが言えると思います。
彼らは親(または祖父母)が政治活動をしているのを見て育ちました。
おそらく、一般に社会で暮らす普通の人の生活を見たことはないでしょう。
そのような《2世議員》に、私たちの実情が分かるでしょうか?
私たちが安心して暮らせる普通の、当たり前の幸せな生活を提供するように努力してくれるでしょうか?
それは…無理なことだと思います。


では、なぜ《2世議員》が誕生し、当選するのでしょう?
それは、私たちが《先代議員》の面影を《2世議員》に重ねているからでしょう。
《先代議員》は名が知れた政治家だったから、その子供もそうだろうと…あまり深く考えず投票しているからだと思います。



日本人の多くはブランド好きです。
物を選択する時、自分の目よりもブランドで考える。
投票する時も《先代議員》のブランドで選んでいるのかもしれません。


つまり、異常とも思える国会議員に占める《2世議員》の割合は、政治への無関心が生んだ状況なのだと思います。
これでは私たちの暮らしは良くなるはずがないですよね😅


何だか今日は難しい話になってしまいましたが💦
私はブランドより、その人(物)本質を見極めて、自分の意思で選びたいと思います。
その審美眼を養うための努力は、ずっと続けたい。
それは…政治だけではなく、美味しいもの、美しいものを探すことと同じですね😂