いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

百日紅(サルスベリ)の季節

我家の庭には百日紅(ヒャクジツコウ)=サルスベリの木があります。
家を建てた時、庭のデザインをお願いしたエクステリアデザイナーの方が植えてくれました。
毎年、梅雨が明ける頃に蕾が膨らみ、夏の暑さがやって来ると元気に咲き始めます。


子どもの頃に住んでいた家の庭にもサルスベリの木がありました。
幹を覆っていた樹皮は所々剥げていて、葉はウドンコ病で白く…花は咲きませんでした。
今思えば風通しが悪い場所に植っていたからだと思います。


「何でサルスベリなんて名前なの?」と母に訊ねると、
「幹がツルツルしていて、猿も登れないってことよ」
え?幹はガサガサしているから🐒登れそうだけど?
花も咲かない変な木、とずっと思っていました。


ある年、父がサルスベリを消毒したら…樹皮が剥がれ落ちてツルツルになり、花が咲いたのです😳
それもフリルがたくさん集まったような、美しい濃いピンクの花でした。



サルスベリの花って、こんなにキレイだったんだ‼️


サルスベリは漢字で書くと百日紅。
その名の通り、花期は長くて秋まで花を楽しむことができます。


百日紅にまつわる昔話が中国や朝鮮に伝わっているのだとか。




何だか…悲しい話ばかりですね😢
真夏に咲くサルスベリは鮮やかだから、このような物語が生まれたのかもしれません。


さて、我家のサルスベリ。
ウドンコ病になったり、たくさんのミノムシがついたりと苦労が絶えませんが…今年も元気に咲いています。
花の蜜を集めるマルハナバチもやって来ます。



あまりに花びらが密集しているので、今朝降った にわか雨で花に水が入って重くなり、強風に煽られて枝が折れちゃった💧
かわいそうなので、折れた枝を切って花瓶に挿しました。



でもサルスベリは切花には向かないようです。
夜になったら こんなにシナシナになってしまいました。
やっぱりサルスベリには、明るく輝く夏の太陽が似合いますね🌞


このサルスベリの花が終わる頃は、暑さも和らいでくるのでしょうか。
今日は台風の影響か、不安定なお天気で、それほど厳しい暑さではありませんでしたが…まだまだ太平洋高気圧は強力なようです。


夏の台風は迷走型と言われますが、今回の台風もなかなか困ったものですね。
台風の進路にあたる地方の方々、どうぞ お気をつけ下さい。