いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

仕事着と黒い服のお話

今日はセレモニーのお仕事がありました。
連日の洋服ネタ連投になってしまいますが💦
今回は私の仕事着…演奏をする時の服装についてお話したいと思います。


演奏する時の服装は、演奏の形態によって変わります。
例えばステージ上でソロの演奏をする場合は、演奏会用の煌びやかなドレスが一般的。
合唱団やオーケストラの一員として舞台に立つ時は白と黒、または黒い服になります。
ですが、音楽大学で行われる演奏会形式の試験では、ソロの演奏の時でも白いブラウスに黒のロングスカートでした。


私が演奏の仕事をする時も、学生の時と同じ白と黒のスタイルです。



以前、結婚式で聖歌隊のお仕事をしていた時は、この上に十字架のついたガウンを着ていました。
でも葬儀のピアノを演奏する時は、あくまでも裏方なので 白黒のスタイルです。
ブラウスは白であれば良くて、他に指定はありません。
場を考えると、襟元が広く開きすぎなくて、過度にレースなどの飾りがなく、スケなけれなOKってところでしょうか。
私はお仕事が連日あることを考えて、着替用も含めて長袖、七分袖、半袖を2枚ずつ持っています。


サイズ感は演奏する時、身体が自由に動くように(特に肩や腕)ゆったり目。
冬はこれに黒のカーディガンを羽織ります。



黒のロングスカートは、その昔、母が手作りした物をずっと着ていましたが…
学生の頃より腰回りが立派になってしまったので🙈ネットショップで購入し直しました。
以前は このような特殊?な服を買う時、なかなかお店が見つからなくて苦労したのですけれど、今はネットで買えるようになったのでありがたいですね😊


靴は黒のパンプスが指定ですが、ピアノのペダルを踏む時に不都合がないよう、ヒールは低め。
3〜5センチくらいの高さにとどめています。


セレモニーでの演奏者は、あくまで裏方なので…控えめが信条。
目立ってはいけません。


会場入りする時は長めのスカートを履いて行き、会場内の更衣室かトイレでロングスカートに着替えます(ロングスカートをズルズルさせながら道を歩くことはしません😂)。



……と、ここまでは葬儀スタッフ側の服装についてでした。


では、葬儀に参列される方の服装は?というと…
これは昔に比べて変化しつつあります。


私が若い頃、自分の親や家族が亡くなった時、和装の喪服を着るのが一般的でした。
今でも大きなお葬式では、ご家族の方が和装で臨まれることもありますが、その数は以前に比べて格段に減っています。



↑↑ これは私が結婚したばかりの頃に買った『生活の常識百科』の葬儀の装いについてのページ。
だいぶ年代物ですね〜。肩パッドが時代を物語っています🤣


葬儀は1日がかりなので、身動きのとりにくい和装より洋装が多くなりました。
以前はパンツタイプの喪服はあまり着られませんでしたが、最近はパンツルック?の喪服も多いです。
この場合は上下のツーピース。


一般的な洋装の喪服はワンピースで、殆どが後ろファスナーの物でした。
でも後ろファスナーは着にくいですよね💧
私は四十肩になった時、喪服が着られなくて苦労しました😅
私と同じ思いをした人のためか?最近はワンピースでも、それと分かりにくい前空きのタイプがあります。
もっと前にできていて欲しかったなぁ…


しかし、喪服が必要となる機会はあまり多くありません。
一旦着用すると、次に何時着るのか不明です。
そして、急な時が来ても着られるようにしておかなければならない…このへんが厄介なところですね。
服の管理がしやすいように、最近は家で洗える喪服が主流のようです。
家で洗えればクリーニング代も必要ありません。


もっと極端な話になりますが…
最近の葬儀では喪服を着ない人も増えています。
特に年配の方に多いのですが、喪服に見える黒い服を組み合わせて、葬儀に参列されることも。


実は私もそうです。
何年か前、娘に喪服を譲った後、新たに喪服を買いませんでした。
その理由は、もう喪服を着る機会があまりないからです。
きちんとした喪服を着なければならない時…それは義母と夫が亡くなる時ですが、おそらく義母は家族葬ですし、夫の時はレンタルで済ませるつもり。


それ以外、葬儀に参列する時は黒の服を組み合わせて対処する予定です。
この仕事をしているので、黒の服の持ち数は多いですし…


でも、黒の服の組み合わせは以外と難しいのです。
その理由は、ひと口に黒と言っても さまざまな明度の黒があるから。



↑↑ これは私が会場入りする時の黒いスカートです(右から順に冬、夏、春秋用)。
光の加減もありますが、同じ黒なのに全く明度が違いますよね?😂


黒のブラウスに合わせるとこんな感じになります。↓↓



この場合は上下の黒が結構似ていますが、全く違うことも💧



上下同じ黒でないことがストレスなら、やはり喪服を買うべきなのですが💦


今日、セレモニーでピアノを弾きながら、お客さまの装いを拝見いたしますと…
喪服ではないけれど、センスよく黒い服を合わせてらっしゃる方がいました。
控えめなフリルにマーメイドラインのスカートの取り合わせがステキ✨
(一体何を見ているのやら🙈)
黒の装いは難しいですが、バッチリ決まると とてもカッコいいですね。


喪服の文化も残っていって欲しいと思う反面、故人さまを偲ぶ心があれば、必ずしも喪服で参列しなくてもいいと…そう思った今日のお仕事でした。


毎度、まとまりがなくてスミマセン💦