いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

音楽で送る(音楽のおくりびと🍀〜その14)

今日は昨日に引き続いてセレモニーのお仕事でした。
今回は宗教によるお式ではなく、音楽葬とも言われる形です。



私が演奏に入るお葬式の大半は仏式で、その次に多いのが神式、その他に友人葬(創価学会の場合)などです。
キリスト教の場合は教会でお葬式を行うので、葬儀会場で演奏の機会はありません。
でも私は過去に教会のオルガニストをしていたので、キリスト教式のお葬式でも演奏したことがあります。



今日のような無宗教のお式は年に1回くらいでしょうか…私は今回が4度目。
司式者がいないので、通常の葬儀とだいぶ違ってきます。


いつもはお客さまをお迎えする1時間前から演奏を始め、読経や祭詞の間は待機。
土地柄によって弔辞や弔電拝読時にBGM的な曲を弾き、その後は最後の喪主挨拶からお花入れ、出棺まで、式の流れに従って演奏します。


無宗教の場合、開式までの流れは同じですが、開式の辞からは、黙祷、故人略歴、弔辞(あれば)、献花となり、最後が喪主挨拶となります(閉式後は通常と同じ)。
黙祷以外は全て演奏しなければなりません。
…ということは、ずっとひたすら演奏し続けなければならないということです💦



さて、今日のリクエストです。


「風に立つ」/坂本冬美
「涙そうそう」/夏川りみ
「川の流れのように」/美空ひばり



坂本冬美 - 風に立つ


実は私、この曲を知りませんでした💦
調べてみたら2018年リリースの、比較的新しい曲のようですね😳
事務所から送られて来た楽譜はメロディーとコードのみです。



この前奏の10小節の楽譜が欲しいのに略されてますね💦
仕方ないからYouTubeで聞いて何とか雰囲気を掴みました😅



涙そうそう - 夏川りみ(フル)


「涙そうそう」は沖縄出身のグループBEGINが作曲し、作詞は森山良子です。



故人さまの趣味はカラオケだったそうです。
最初リクエストをいただいた時は、どういった曲が好みなのか分からなかったので、ヒーリングミュージックを中心に準備して行きましたが…演歌も入れた方が良かったかしら?


無宗教のお式は読経などがないので、時間も短めです。
その分、最後の故人さまとお別れする《お花入れ》が、より丁寧に。
(ずっとピアノを弾いています🎹💦)


今回は久しぶりに「千の風になって」を演奏することにしました。



千の風になって 秋川雅史


この曲も少し前、爆発的にヒットしましたよね。
いかにも《葬式ソング》という感じで。
でも「千の風になって」は通常のお葬式では弾きません。
この詞は御法度だと言われる宗教があるので、トラブルを避けるために演奏しないのです。
でも今日は無宗教だから弾いても大丈夫かな?と思って演奏しました。


「私のお墓の前で泣かないで下さい〜🎶」という歌い出しですが、無宗教の場合、お墓はどうなるのだろう?とちょっと考えました🤔


自分は…たぶんお墓には入りません。
ここから先は宗教的な話になるので(今はお話しません)…
自分は散骨希望です。
人間は自然の一部なので、自然に帰るのが一番かな?と私は思っています。
(骨になったら砕いてウチの畑に埋めるのでもOKなのですが…それって違法なんですかね?)
いつだったか…toritanさんのブログで知りましたが、関門海峡に散骨をして下さる神社があるのだそうです。⛩
海上まで船で行かなくても、そこにお願いできればいいなぁ…
(ホントにブログのおかげで色々なことを知ることができますね💡)


今日も無事にお見送りできて感謝でした🙏