《暮らす》ということ
朝、目覚めるとベッドから出て、軽くストレッチをして 着替えて 顔を洗って…
ゴミの日は集積所にゴミを持って行き、朝ごはんの支度をして食べて、洗濯物を干して…
私の1日は毎日、このような感じで始まります。
でも以前は もっと忙しくしていて、毎朝が戦争状態でした。
夫が退職した今、ゆっくりと朝の時間は流れますが…毎日これでいいの?と思うこともあります。
日々の暮らしは単調で変化がなく、無事に過ごせていることは感謝なのですけれど。
若かった頃は《暮らす》というより、生活するのに一生懸命でした。
食べていくためには お金が必要です。
生活費を稼ぐためには働かなければなりません。
夫が現役だった時は、私も夫も毎日 働くために生活していたような気がします。
でも子どもが育ち上って夫が退職し、シニアになりつつある今、どう生活していくべきなのか…よく分からなくなってしまいました。
これからの《暮らし》の正解って何なのかしら?🤔
私は何かに迷う時、本からヒントをもらうことにしています。
本屋さんへ行ってみると『60代からの〜』とか『ステキな暮らし』などの本がたくさん並んでいました。
それらの著者は殆どが普通の人で、SNSでの発信を機に有名になった方ばかりです。
手にして読んでみると…なるほど、著者は自分と同じか少し上の世代の方なので、参考になることが たくさん。
でも、私は この方たちのようなセンスを持ち合わせていないし、生活環境や家族状況も違います…それから経済的なことも。
結局、人それぞれの状況が違うので、暮らし方も違うのだから、正解というものはないのだなぁと思いました。
私にとって どんな暮らしが理想なの?
それは…私自身にも分からないのでした😅
人が生きていくために必要な衣食住。
それらの有り様は人それぞれで、比べることなどできません。
ということは?
私が どんな風に生活したとしても、そこには正解などはなく…強いて言えば自分が満足できる暮らしができれば良いのですね(いつものように理屈っぽい私です😂)。
衣食住についての情報は、昔は今ほどネットが普及していなかったので雑誌から得ていました。
よく読んでいたのは『クロワッサン』『オレンジページ』などです。
その時々で自分が気になるテーマが取り上げられていると、買って来て読みました。
でも何年か経った頃、取り上げられるテーマがループしていると思ったのです。
しかも広告が多い…。
出版社からすれば広告料は大きな収入なので仕方ないかもしれませんが、1冊の半分くらいは広告を読んでいるのかも?と思うくらい、広告の占める割合は多いのです。
思ったほど雑誌から得られる情報はないのかも?
そう感じることが多くなり、だんだん雑誌を買わなくなりました。
時代は変わり、今の情報収集のツールはネットです。
SNSやYouTubeなどから、さまざまな情報が得られるようになりました。
でも…暮らし向きなどの記事はジックリ読みたいものですし、動体視力の弱い私は静止画像(つまり紙媒体)が好きです😂
そんな時、本屋さんで『暮しの手帖』という雑誌を手にしました。
最初読んだ時…あれ?この雑誌には広告がないけど?
そうなのです。『暮しの手帖』には広告が一切ありません。
記事の内容は暮らし全般に関わることで、派手さはありませんが、流行に囚われない誠実な内容に好感が持てました。
最初は書店で購入していましたが、隔月刊なので忘れやすく…3年前から年間購読を申し込んで読むようになりました。
内容は いつ読んでも古くならないので、捨てるのがもったいなく…読み始めてからずっと取ってあります。
いつかは処分しなければならないのですが😅
一昨日、新刊が届きました。
手に取って開くと、最初の記事は俳優 小林聡美さんの《暮らし》についての記事です。
今までも暮らし方についての記事はありましたが…今回も読んでナルホドと思いました。
詳しくは割愛しますけれど💦
結局、《暮らし》というのは、その人の哲学なのだなぁ…と、そんな気がしたのです。
人によって環境は さまざまだし、体調のいい時も悪い時もあるけれど、いつも楽しんで生きたい。
楽しく生きるために、衣食住を工夫して自分の《暮らし》を作りたいと、改めて思いました。
目下のところ私の問題点はアレコレ手を出しすぎることですが😅
何かに夢中になってワクワクしながら、暮らしを楽しんでいけたら最高ですよね。
旅行へ行って非日常を味わうのも好きですが、人生のほとんどは何の変哲もない日々の《暮らし》。
『丁寧な〜』とか『ステキな〜』というものではない、ごくフツーの私の暮らしですが💦
毎日ゴキゲンでいたいなぁと思いました。
先日、憧れだったバラ🌹サファリの苗が届きました🌱
どんな風に育ってくれるか、今から楽しみです。
『今もいつかは思い出になる』と、以前『暮しの手帖』にあった通り、今日は明日には思い出になってしまうので…
思うようにいくことばかりではありませんが😅今日も明日も楽しんで暮らしていこうと思いました🍀
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