静かな お見送り
今日はセレモニーの お仕事がありました。
会場に入って祭壇を拝見しますと、少し小ぶりな美しい花祭壇ですが…いつもと様子が少し違います。
供花は1つだけで、お客さまは あまり来られていないみたい?
どうも今回は、喪主さま お一人での お見送りのようです。
弔電は3〜4通あるので、その際にピアノは演奏しますが…お式の後に喪主さまが話される謝辞はないので、その部分での演奏はありません。
それ以外は いつもと同じ式の流れになります。
私が この仕事を始めたのはコロナ禍の直前。
当時は規模が大きい お葬式が多かったのですが、コロナ禍を機に 小さな葬儀が増えました。
でも今回のように 喪主さま お一人で見送られるのは初めてです。

最近は核家族化や家庭を持たない人が多く、葬儀を行うのに充分な人手が足りません。
以前は隣保の人や親戚が受付をしましたが、お願いできる人がいないので、葬儀会社が代行するケースが増えました。
棺を運ぶ人もいないので、出棺の際には 霊柩車まで台車で お運びするのが当たり前になりつつあります。
人の数が減り、人と人との繋がりが希薄になってしまったからでしょう。

今日の故人さまは80代になられたばかりの女性。
喪主である一人息子さんは 私より少し下の世代と お見受けしました。
お葬式は誰のために行うのか?という問いかけを よく耳にします。
最近の就活セミナーでは棺桶体験なるものもあるようですが…😅
やはり お葬式は、見送られる ご家族のためではないかと、私は思います。
お亡くなりになった方への感謝の気持ちを込めて、それから自分自身の心にケジメをつけるためではないかと。
喪主さまは そのような気持ちで、美しい花祭壇を ご用意なさったのだと思いました。
今回は特にリクエストが ありませんでしたので、私の《いつものアレ》から演奏させていただきます。
お一人で葬儀に臨まれている喪主さまを拝見して…私の娘も、このようにして私を見送るのかなと思いました。
人付き合いの悪い私なので、誰も来ないでしょうし😅
私の望みは、ひっそりと この世から消えることなので、お葬式は要らないのですけど(この仕事をしているのに💦)
でも、こればかりは…娘に任せたいと思います。
参列者はいないと思われた葬儀でしたが、喪主さまの会社の方が お一人来て下さいました。
葬儀の終わり頃には 故人さまの ご友人が3名来られ…
「お見送りの方が みえて、良かったですね」と、司会者さんも喜んでいました☺️
今日も無事に お見送りできて、感謝です🙏
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