ハナミズキ
今日はセレモニーの お仕事がありました。
今回の会場は市内ですが、私の家と反対方向で…しかも ここへ来るのは久しぶりという所です。
桜の季節も終わり、今 花の季節を迎えているのはハナミズキでしょうか。
ハナミズキは街路樹として植えられていることも多く、あちこちで美しい花を見かけます✨
と言ってもハナミズキの花びらに見える箇所は 葉の一部が変形したもので、本当の花は真ん中にある小さな黄緑色の所。
ハナミズキはヤマボウシの仲間で、植物上ではアメリカヤマボウシという名前なのだそうです。
我家にもヤマボウシがありますが、そちらは白い花。
ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)はピンク花で、秋には紅葉します。
このハナミズキは日本がワシントンD.C.に贈ったサクラの返礼として贈られた木として知られています。
そのエピソードからか、花言葉は「返礼」「永続性」「私の想いを受け取って下さい」なのだとか。
私は毎年ハナミズキの季節になると、お式で一青窈が歌った「ハナミズキ」を演奏します。
季節を問わずリクエストを頂くことも多い この曲、リリースされたのは2004年ですから…
もう20年も経ったのだとビックリ😳
その頃の生徒にも「ハナミズキ」は大人気で、みんなで 良く歌いました。
歌詞の内容は、アメリカの同時多発テロが起きた時に、現地に住む一青窈の友人と彼の恋人の幸せを願ったものだそうです。
この曲はメロディーが先にできて、後から一青窈が詞をつけたとか。
そのせいか?言葉の区切りやイントネーションがメロディーと合っていない箇所が多く、どちらかというと歌いにくい印象でした。
それでも この曲を好む人が多かったのは、美しいイントロとメロディーの魅力だと思います。
私は毎年、桜が終わってハナミズキが咲き始める頃、お式で この曲を演奏します。
でも今のシーズンは お葬式が少ないので、なかなか弾く機会がありません。
ということで、今日は「ハナミズキ」を演奏させていただきました。
今回の故人さまは もうすぐ100歳を迎えられる女性でした。
お生まれになった年を数えてみたら、亡くなった私の父と同い年。
しかも今日の会場は(父方の)祖父母の家の近くで、何だか縁を感じてしまいます。
父は難病に罹ってしまった姉が不憫で、亡くなる間際まで行く末を案じていました。
姉のことばかり気にかける父と私は衝突し…晩年の父とはロクな思い出がありません。
父が亡くなって16年になりますが、今でも複雑な想いです。
ハナミズキの花言葉が「返礼」なら…
私が幸せに生きていることが、亡くなった父や母への返礼になるのかな?
そんな風に思いながら、「ハナミズキ」の曲を弾きました。
ご家族や親戚の方々に見送られて、故人さまは静かに旅立たれました。
今日も無事でお見送りできて感謝です🙏



このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。