早過ぎる旅立ち
今日はセレモニーの お仕事です。
今回の故人さまは大変お若く、20代半ばだそうで、演奏依頼があった翌日に リクエスト曲が決まりました。
故人さまが大好きだったアーティスト…いきものがかり の曲を、ということです。

いきものがかりについては、以前も お話させていただいたことがありました。
少し変わったユニット名は、小学校で一緒に金魚の世話をする『生き物係』をしていた同級生が、共に演奏活動を始めたことに由来するのだそうです。
(現在では3人から2人のペアで活動)
我家の娘が中学〜高校生だった頃、いきものがかりは大人気でした。
私も当時教えていた定時制高校で、彼らの曲を生徒と歌った記憶があります。
故人さまは『いきものがかり世代』より少し下になりますが 彼らの曲が大好きだったのだそう。
そこで、娘にもアドバイスをもらって、いきものがかりの代表曲や雰囲気に合う曲を選んでみました。
「YELL」
「ありがとう」
「SAKURA」
「ふたり」
「茜色の約束」
「帰りたくなったよ」
「ブルーバード」
「ノスタルジア」
この曲は彼らがメジャーデビューした曲です。
以前にも他の方の お式でリクエストをいただきました。
数ある《桜ソング》の中で、娘が一番好きな曲だそうです。
桜の季節ではありませんが、とても美しいメロディーなので演奏させていただきました。
これは合唱にアレンジされ、2009年NHK全国音楽コンクール中学生の部の課題曲になりました。
今でも大変人気があって、この曲に取り組んでいる学生もいます。
HENNY - BEJBE (OFFICIAL AUDIO) Prod. By Jhinsen
NHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』の主題歌で、いきものがかりの代表曲です。
以前にリクエストいただいた時、ご紹介させていただきました。
いきものがかりの曲はアップテンポで、明るく、言葉が多かったり…と、葬儀で弾くには難しいタイプの曲ばかりでしたが💦
なるべく ゆっくり目に、心情を大事にと心がけて演奏させていただきました。

故人さまは大学を卒業して就職なさって直ぐに病気が発覚し、1年半に及ぶ闘病生活の末に お亡くなりになられたそうです。
男性アイドルのように素敵な笑顔の ご遺影写真は、故人さま自ら写真館に赴いて撮影を依頼されたと お聞きしました。
残された日々が あまり長くないことが分かってからは、高校の同級生と大好きな車でドライブしたり、ご家族で ご旅行なさったり…
抗がん剤治療を受けながら、思い出作りに励んでいらしたのだそうです。
また、ご自分の葬儀についても、祭壇や引出物の選択まで済まされたのだとか…
メモリアルコーナーには、故人さまの愛車のプラモデル、愛用していたユニフォーム、数々の思い出写真が飾られていました。
スライドショーで流れていた お写真を拝見すると、幼稚園の鼓笛隊ユニフォームは我が娘と同じ…
おそらく幼稚園から小学校は 娘と同じ所に通われていたようで(故人さまは娘より10歳くらい下ですが)、これも何かの縁だろうかと思ってしまいました。
お若い方の お葬式は、いつも大きな悲しみに包まれます。
故人さまもご家族も、まだ これからも人生が続くと思っていらしただろうし、もっともっと生きたかったに違いありません。
自分より先に我が子を失う悲しみは、何より辛いものだろうと…葬儀スタッフも皆、涙しながら お見送り致しました。
私は ふと、我が娘のことを思いました。
生まれる時は、とにかく五体満足で元気であってほしいと祈り、この娘が幸せであることを願いますが…
いつの間にか、娘に多くのことを望んでしまったような気がします。
今回の《とらひめ家の御家騒動》は、何だか うやむやに終わってしまいましたが💧
私は娘の幸せをと願いながら、自分の要求を押し付けては いなかっただろうか?と考えさせられてしまいました。

どうか、残された ご家族さまに安らぎがありますように🍀
今日も無事に お見送りできて感謝でした🙏
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