映画鑑賞〜『敵』
私の住んでいる街にはシネコンと呼ばれる大きな映画館の他に、話題作を上映する小さな映画館があります。
先々週、観に行った『どうすればよかったか』は、この映画館で上映されました。
上映される作品は どちらかというと玄人好み。
話題作を多く取り上げるので、それぞれの上映期間は1〜2週間と短くて…
観たいと思った映画があっても、あっという間に終わってしまったりします😅
前回来た時に何枚かパンフレットをもらって来ました。
その中の『敵』という映画を観たいと思って、上映期間を確認すると明後日までのよう。
見逃したくないので、さっそく今日 行くことにしました。
この映画は筒井康隆の『敵』という本が原作です。
観たいと思った理由は、主演の長塚京三さんが好きな役者さんということもありましたが、主人公の設定がウチの夫と同じで…😅
一つ屋根の下に35年も一緒に暮らしている私たち夫婦ですが、いずれ どちらかが1人になります。
私が先にいなくなったら、夫は何を考え、どのように人生を終えるのだろう?と思って、この映画を観に行きました。
長塚京三さんの演技は もちろん折り紙付きで、独居老人の孤独な描写も素晴らしかったです。
映像はリアルさを幾分抑える意味か?モノクロで、それが更に観る側に迫ってくる感じでした。
観終わって…
う〜ん…私たち夫婦は、私が8歳年下なので先に逝くことは考えにくいですが💦
私の方が長生きして、ちゃんと夫を見送ってあげたいと思いました。
何となくですが、男性の方が残されるのは…父もそうでしたが、可哀想な気がして💧
これは愛情というより、1人になった夫の姿を見たくない(死んでいれば見られないけれど😂)のです。
健康に気をつけて…さだまさしの『関白宣言』にあった
「たとえば わずか1日でもいい 俺より早く逝ってはいけない」のように。
私が夫を見送りたいと思いました。
その他に すごく共感したところは、奥さんの幻影が
「あなたはフランス文学が専門だったのに、私を一度もパリに連れて行ってくれなかった」
と言うところです。
我家の夫も、そのチャンスは あったはずなのに…一度も海外に連れて行ってくれませんでした。
(そのおかげで私は今でも海外コンプレックスなのに☹️)
この部分は、絶対夫に観てもらいたい‼️って思っちゃいましたよ🤣
色々考えさせられた、見応えのある映画でした。
いや〜、映画って本当に素晴らしいですね✨
他にも面白そうな映画のパンフレットをもらってきたので、また観に来ようと思います。
今日は昔懐かしいビリー・ジョエルの『Honesty』の動画を投稿しました。
この曲はメロディーも詞の内容も大好きです。
今日は昨日に引き続き、冷たい雨の日でした。
明日は晴れるといいな…☀️

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