いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

これからの世の中は

「歳を取ると時間の経つのが早く感じられるようになる」と、よく言います。
これはフランスの哲学者ポール・ジャネが提唱した『ジャネーの法則』。
歳を重ねるにつれて自分の人生における1年の比率が小さくなるので、体感として1年が短く、時間が早く過ぎると感じるのだそう。


ついこの前、西暦2000年を迎えたような気がしたけれど、今は2025年で…あれから四半世紀も過ぎてしまったのだなぁとビックリ😂


私たちを取り巻く社会環境も随分変わりました。
特に驚くのは、外国人の多さです。


私の住む街は工業都市だったので、1990年代後半から そこで働く日系外国人が多く暮らすようになりました。
その後、リーマンショックによって多くの人が日本を去り、代わりにアジアの国から技能実習生が増えて来たのです。


技能実習生とは、報酬を得ながら日本の企業で実習を行う外国人の在留資格。
事業者は安価な労働力を求めて、技能実習生を受け入れます。


近隣の大規模営農農家で働くのは、多くが これらの技能実習生。
我家の隣の畑でブロッコリーを収穫するのも、カット野菜の工場で働くのも外国人ばかりです。



先日、我家の近くで新しく家を建てていた時、別の家で外壁塗装をしていた時も、そこで働くのは外国人でした。


今は どこでも人手不足だと言います。
働き手である若い世代は減るばかりな上に、誰もが『良い仕事』に就きたいもの。
身体を使うキツい仕事は嫌われる一方で、その隙間を埋めるのが外国人労働者という構図のようです。


労働力を外部に頼ることで、ますます外国人の割合は増えていく…
それが地方都市の現状です。


外国人労働者の中には先日摘発されたドラッグストア大量万引きのように、犯罪を犯すケースも。
日本人的良識があってこその治安の良さが この国の良さですが、それも危うくなってきたのかもしれません。


話は変わりますが…
毎月配られる市の広報誌を読むと、人口は減っているのに世帯数は増えています。
我家も娘が独立して住んでいるので、人のことは言えないのですが💦


ずいぶん前に読んだ養老孟司さんの著書に、「これからの時代はインターネットによって人間が個々に生きるようになり、人との繋がりが薄れて『砂粒の社会』になる」とありました。
最近では自治会でも役職の担い手は見つからず、婦人会や老人会も解散または縮小の傾向にあります。
そのため、祭りなどの行事も存続が難しくなっている状況。
2050年には全国にある自治体のうち、4割が消滅すると言われているのも頷けます。


人口が少なくなれば、全国にある神社仏閣なども受け継ぐ人がいなくなるでしょう。
私の地域でも年々氏子が減り、今では自治会の役員を務めた人が 翌年に氏子総代をすることになっていて、それは強制的です。
自治会に入らないという人も増えているので、ゆくゆくは氏子も いなくなってしまうかもしれない。
そうなると氏神さまは維持できません。
ということは、コンビニの3倍あると言われる全国の神社の数も減っていくのではないかしら?



そんな風に思うと、いずれ消えてしまう物を きちんとこの目で見ておかなければならないと思うのです。


遠くに旅行しなくても、訪れる場所、見るべき物はたくさんあるような気がして。
人から見れば「それ、面白いの?」と思われるような物でも、そこに生きて来た人の歩みが見られるなら、私にとっては興味深いのです。


これからの世の中がどうなっていくのか、それによって自分たちの暮らしが どのように変わるのか、全く分からない時代になりました。
残念ながら明るい兆しは あまり見えませんが、しっかりと地に足をつけた暮らしをしたいなぁと思います。


何だかまとまりませんが…
世の中、物騒なニュースばかりだから、こんなことを考えるんですかね?
私が歳をとったからなのかもしれません😂