いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

ずっと好きなこと、ずっと続けてきたこと

先日、手仕事の動画を観ようとYouTubeを開くと、フィギュアスケートの伊藤みどり選手がオススメ動画に上がってきました。
日本人なら、彼女を知らない人はいませんよね…彼女は確か私より少し年下だから、50代半ばだと思います。
それは彼女が国際アダルト選手権で1位を獲得した時の動画でした。



Midori Ito 2024, 54 years dynamo-伊藤みどり54歳、国際アダルト競技会で連覇


50代半ばでスケートを滑ることができるのだろうか?と思いながら視聴。
体力的に厳しい上に、現役の頃に比べて ふっくらした身体つきでしたが、見事な滑りです。
もちろん彼女の代名詞であったトリプルアクセルは跳べませんけれど…それ以上に滑ることが楽しくて幸せという彼女の表情を見ていたら、思わず涙がこぼれてしまいました。


一つのことを ずっと極め続けた人の美しさが、そこにあったからです。


彼女には及びませんが、私もずっと音楽を続けてきました。
ここではピアノのことしか お話していませんが、私の専門は歌です。
でも、声楽を極めることはできませんでした。


持ち声には恵まれていたけれど、才能があるとは言えませんでしたし、美人でもなくて…。
中にはオペラで主役を取るために枕仕事をする仲間もいましたが(フジテレビみたい💧)
ギスギスした音楽界独特の人間関係が嫌いで、「歌う」前に挫けていました。
私には歌に対する情熱が欠けていたのかもしれません。
一応勉強は続けていましたが、コロナを機に人前で歌うことは辞めてしまいました。


そんな私でしたが、今年 久しぶりに学生の発表会で歌うことになったのです😅



実は半年前に受けた胃カメラ検査の画像を見た娘が、私の喉にポリープを発見。
「癌化はしないと思うけれど、あまり負荷をかけない方がいい」と言うので、殆ど練習できないまま本番で歌いました。


結果は、もちろん残念な感じ😢
この高さの音が出せないのか?
このフレーズを一息で歌い切れないのか?
…と、自分声の劣化に唖然としたのでした。
まぁ、仕方のないことなのですが💦


私は歌を極めることができず、音楽の「何でも屋」として ここまで来ました。
広く浅く音楽に関わってきたので、それがコンプレックスでもあります。
でも…好きなことを続けて来られた私は幸せ者。
感謝しなければいけませんよね😂


それにしても、伊藤みどり選手は素晴らしかった!
ひたむきに努力を重ねる人の姿は、本当に美しいですね✨
ぜひ還暦になられるまで、いや、この先も できる限り演技を続けて欲しいと思いました😊