歌は世につれ 世は歌につれ
今日はセレモニーの お仕事がありました。
今回も先に火葬が済まされた後のお式、つまり骨葬になります。
いただいたリクエストは…
「道」/EXILE
「Best Friend」/西野カナ
「栄光の架橋」/ゆず
以上3曲です。
このラインナップを見ると、ずいぶん新しい感じ?と思いましたが…
2000年前後にリリースされた曲ばかりですから、今から15年以上前なのですね。
私には『つい この前』に思えるけれど…(自分が歳をとったせい?😂)
EXILEは日本のダンス&ヴォーカルグループで、2000年頃から活動を始めました。
彼らのパフォーマンス ・スタイルは、ヴォーカル担当者(1〜2人)が歌を歌い、パフォーマーのメンバーがバックで踊るというもの。
歌を歌うのは主にEXILE ATUSHIで、彼はソロ活動もしています。
昔 教えていた定時制の生徒に、EXILE大ファンという子がいたなぁ…。
EXILEというと、その子のことを思い出してしまいます😂
「道」は卒業・旅立ちをテーマとして2007年にリリースされたバラード。
彼らの代表曲として人気がありました。
西野カナ 『Best Friend(short ver.)』
西野カナは2008年にメジャーデビューした女性アーティスト。
この曲は2010年に発売されたそうです。
彼女の曲は本当に可愛らしい女の子…まさにガーリー(girly)という感じで、高校生にも大人気でした。
ゆずはストリートミュージシャン出身のフォークデュオです。
「栄光の架橋」は2000年アテネ五輪でNHKの主題歌になりました。
授業で生徒と歌った思い出の曲です。
今日の故人さまは60代半ばの女性。
シングルでいらしたので、喪主は妹さんが務められました。
リクエスト曲のチョイスは ご本人が お好きだったのか?喪主さまの好みでいらしたのか?ちょっと分からなかったのですが…新しい感じのイメージです。
私が この仕事を始めた頃に よくリクエスト頂いたのは、美空ひばり、石原裕次郎の曲、演歌、時代劇の主題歌などでしたが、ここ最近は新しくて知らない曲ばかり。
幸いなことに今回の曲は知っていたので、弾きにくい箇所は自分でちょっとアレンジさせていただきました😂
昭和初期の頃はラジオやレコードで聞いていた音楽。
その後、テレビが娯楽の中心になると、映像がプラスされる…つまり踊りや振付も重要なっていきました。
EXILEのスタイルは音楽とパフォーマンスの融合です。
音楽は更に進化を続け、ラップやヒップホップの時代を経て、ボーカロイドやバーチャルシンガーの誕生があり…個人は流行りなどに関係なく、好きな音楽を楽しむようになりました。
今や音楽の中心はYouTubeで、テレビはオワコン(終わったコンテンツ)なのだそう。
音源だったレコードやカセットテープはCDやMDに変わり、それが今ではストリーミングで音楽を聴く時代。
もう…ここまで変わってくると、旧人類の私は ついて行けません😂
「歌は世につれ 世は歌につれ」とは、アナウンサー玉置宏さんが『ロッテ歌のアルバム』で語った言葉でしたっけ?
その言葉の通り、歌は目まぐるしく変わりました。
今の時代の歌は、この混沌とした世の中を映しているようです。
これからの音楽は、どのように変化していくのかしら…?
リクエスト曲の「道」は、最も強く ご希望されましたので、随所に織り交ぜて演奏させていただきます。
愛する ご姉妹に見送られて、故人さまは静かに旅立っていかれました。
今日も無事に お見送りできて感謝でした🙏




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