『数のチカラ』を考える
※今日は いつもに増してグダグダ話しますので、関心のない人は読み飛ばして下さい😂
先月、日本では衆議院選挙が行われ、今 アメリカでは大統領選挙が行われています。
どちらも民主主義に則っているので、多数票を獲得した側が政治の主導権を握るということですが…これは本当に正しい方向に向かっているのでしょうか?
数の多い方が必も正しいとは言い切れないと思うのですが…
民主主義とは人民による統治のことで、民意を反映させるための手段として多数決が用いられます。
でも少数意見の方が正しいこともあるのではないかしら?
以前、「赤信号 皆んなで渡れば 怖くない」と ある漫才師が言いました(確かツービートが言ったのかな?🤔)。
赤信号の時に横断歩道を渡ってはならない、というのは交通ルールとして決まっていて、秩序を保つために必要なことなのですが…
赤信号でも皆んなで渡るなら、それは認められるの?
でも、やっぱりダメなことはダメだと思うんだけど😅
私が小学生高学年だった頃、クラスメートから変な『あだ名』で呼ばれて困っていたことがあります。
困った私は、友だちを『あだ名』で呼び合わないようにということを学級会に提案しました。
ところがクラスメートの多くは それを面白がって反対票を投じたため、私の意見は聞き入れられない結果になったのです。
担任の先生は それを問題視し、私の提案が『正しいこと』と言ってくれたので、結果として「クラスメート同士『あだ名』で呼び合わない」というルールができました。
先生が意見したことは民主主義に反していたのかもしれません。
その頃、小学生にとって担任の先生というのは絶対的権力者だったので、少数意見でも先生が正しいと認めたことで、治まりがついたのです。
でも今の日本にもアメリカにも絶対的な権力を持つ者はいなくて、民意を反映させるためには選挙が行われ、多数票を得た人が政治をリードすることになります。
今回の衆議院選挙では国民民主党が大躍進しました。
その理由は色々ありますが、多くの国民の心に響いた政策を掲げたからでしょう。
特に「103万の壁の見直し」については、皆んなにとって関心の高い問題でした。
かく言う私も「103万の壁」に翻弄された1人です。
確かに「103万の壁」を178万まで引き上げれば、良いことが多いように見えるけれど…
103万だけでなく、130万、150万…と年収の壁は他にもあります。
それは税金や社会保険料などと複雑に絡み合っているので、どれが良いのか一言では言い表せません。
でも年収の壁について問題を感じていた人の多くが国民民主党に票を投じたので、国民民主党は28まで議席を増やしました。
この数が微妙で、首相指名選挙の行方を左右することになるのか?
衆議院選以降、やたらと国民民主党の方がメディアに登場しているようです。
誰が総理大臣になるのかは分かりませんし、選ばれた人が この国のリーダーになるしかないのですが…
「103万の壁」に問題を感じた人によって選ばれたと言っても過言でない国民民主党。
彼らが どう動くのか、とても興味があります👀
アメリカの大統領選挙はハリス氏とトランプ氏の一騎討ちで、序盤はハリス氏の優勢が伝えられていましたが、いざ投票が始まるとトランプ氏が大統領に決まりそうです。
(この記事をアップする時は決まっているのかもしれません)
トランプ氏は色々と問題があった人なので、外部から見れば、彼が大統領になることなんて あり得ない!と思うけれど…
トランプ氏は演説で「民主党政権下で暮らしは良くなったか?」と盛んに民衆に問いかけていました。
おそらく それは彼の戦術だったと思うのですが、長引く不況で経済の閉塞感を感じていたアメリカ国民の多くがトランプ氏に票を投じたのだと思います。
トランプ氏は『アメリカ第一主義』を掲げているので、彼が大統領になったら移民政策も積極的に推し進めるでしょうし、世界各国に駐留するアメリカ軍の費用も、その国に負担させることになるかもしれません。
日本でも国を守ってもらう代わりに、在日米軍の費用負担増となるのではないかしら?
貿易でも自国に輸入する物に対して関税を引き上げると言っていますし、経済面でも色々問題が出てきそうです。
衆議院選挙もアメリカ大統領選も、誰が選ばれるか?それが正しいのか?は別として、民意の結果であることは確かです。
でも「少数意見=正しくない」のではありません。
もし「皆んなが そう思うから」ということで全て押し倒してしまうなら、それは「数の暴力」になってしまうと思うのです。
「正しいこと」は「数の多さ」ではない。
これから世界が どうなっていくかは分かりませんし、何が正しいのかも分からないのですけれど…皆んなが幸せに暮らせることが正解なのかな〜?と思います。
毎度良く分からなくてスミマセン😂🙇♀️
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