SHOGUN〜将軍〜
日頃あまりテレビドラマや映画を観ない我家ですが、かつては家族揃ってテレビを観ていた時期がありました。
好きなのはスケールの大きなドラマで、特に大河ドラマは大好き。
でも、ここ数年前から あまりテレビを観なくなってしまったのです。
少し前、アメリカで放映・配信された『SHOGUN』がエミー賞を受賞したということが大きく報じられました。
主演の真田広之さんは、私の中では千葉真一率いるJAC(ジャパン・アクション・エンタープライズ)出身のアクション俳優というイメージが大きかったのですが…『SHOGUN』では主演とプロデューサーを兼ねられたのだそう。
これは是非とも観てみたい‼️
日本ではディズニー・プラスのみが配信しているというので、我家でも初めて動画配信サイトを利用して観ることにしました。
各話は それぞれ60分前後で、全10話から成っています。
なかなか重い内容だったので一気に観るのは難しく…1週間に2話観るのが精一杯😂
そして昨夜、やっと全話を鑑賞し終わりました。
その感想は…やっぱり素晴らしかったです。
アメリカで放映・配信されたにも関わらず、物語は全て言語。
その上、ドラマ中の日本語は全て時代劇用語でした。
アメリカでは日本語に字幕がついているので、時代劇用語を使う意味があるのか?と思いましたが、音響効果として こだわりがあったそうです。
事実、かつてアメリカで作られた《日本もの》の映像作品は、全て英語でした。
それらを日本人である私たちが観ると、何だか変な感じだったのですが…『SHOGUN』では全キャストが本来の言語で台詞を話すので 全く違和感がありません。
これは日本で作られたドラマだと錯覚してしまうくらいです。
『SHOGUN』の制作に携わった人たちのドキュメンタリーでは、スタッフの多くが日本語を話していたので驚きました。
私たち日本人よりも日本的な歴史ドラマを制作できるなんて、本当にすごい。
仮に私たち日本人がアメリカの西部劇を作ったとしても、このように細やかな所まで表現するのは難しいですし、とてもできないなぁと思いました。
『SHOGUN』では斬首や切腹のシーンがリアルに表現されていて、残忍なシーンが苦手な私は直視できなかったのですが💦
古の日本では こういった感じだったのだろうと思って観ていました。
おそらく制作スタッフは黒澤映画に かなり影響を受けた感じです。
所々つじつまが合わないような箇所があったり、台詞が速すぎて聞き取れないところはあったけれど、久しぶりに大型のリアルな時代劇を観ることができて満足でした。
できれば日本でも このような作品が作られて欲しいと思うけれど…それは難しいことなのかしら?
やはり時代劇に現代語は合わないような気がするし、煌びやかな情景描写もおかしいと感じてしまう私は古臭い人間なのかも😅
何はともあれ、久々にドラマ鑑賞できて楽しかったです。
『SHOGUN』は観終わってしまったので、ディズニー・プラスは解約すべきかなぁ…
他にも面白そうな映画やドラマはあるのかしら?
もうちょっと探してみようと思います。
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