いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

音楽のおくりびと🍀〜その⑩

今日も昨日に引き続いてセレモニーピアニストのお仕事がありました。



今日の会場は市外🚗💨
久しぶりにドライブ気分です😆
とらひめ地方は大きな川が流れているので、市外へ行く時は必ず橋を渡ります。



いつもより早く家を出て会場に向かうと…あれれ?喪主さまの名前が違う⁉️
慌てて発注書を確認すると、会場を間違えてました💦
ナビで検索したら7キロ先の会場だった…初めて行く所で、ここから10分ちょっとかかるみたいです💦 間に合うかな?


実はこの仕事を始めて間もない頃、道に迷って会場入りに遅刻したことがあります。
当時の《とらひめ号》は旧式のナビだったので、正しく道案内してくれませんでした。
今の車のナビはまだ1年ちょっとだから、たどり着けるはず…。
だけど、回りは田んぼばかりです。こんな所に本当にセレモニーホールがあるの?😅



ナビの言う通りに車を走らせ、何とか指定時間前に会場に着くことができました😮‍💨
今日の故人さまは80代になったばかりの方です。


本日のリクエストは…
「夜霧よ今夜もありがとう」/石原裕次郎
「いい日旅立ち」/山口百恵
「蕾」/コブクロ         以上3曲。


パッと見た感じでは、故人さまご本人のリクエスト、喪主さまのリクエスト、お孫さまのリクエストといったところでしょうか。
どの曲も弾いたことがあるので大丈夫ですが、自分的に迷っているのが「いい日旅立ち」。


今までの楽譜は調号(♯や♭)が多くて弾きにくく、だんだん人前で披露するのが難しくなってきました。ステキなアレンジで、限りなく原曲のイメージに近い お気に入りの楽譜ですが、そろそろ変えた方が良さそうです。
私の指先はヘパーデン結節で変形しているので、黒鍵の多い楽譜は避けた方が無難かもしれません。


↓↓ 美しくなくてすみません😅 
このような指ですので気をつけないと黒鍵を外してしまうのです。

変形した指なのでお恥ずかしいですね💧
ヘパーデン結節は指を多く使う更年期以降の女性に良く見られます。
このような指なので、人前では指を隠してしまいますが…手仕事に励んできた勲章だと思うようにしています😂


話が「いい日旅立ち」からズレました💦
今までの楽譜を自分で調号を取って弾いたりしていましたが、違うアレンジの楽譜で弾きます。

弾き慣れた楽譜から変更すると間違えやすいので、昨夜は本気で練習しました。
歳を取ると楽譜を覚えるのに時間がかかりますが、苦労して覚えても すぐに忘れてしまいます。
久しぶりの猛練習で、何とか狙ったところへ指が行くようになりました😂


今日の故人さまのご家族は息子さんがお二人。
開式前に長男さまご夫婦と、次男さまご夫婦がそれぞれピアノの所へいらっしゃり、「どうぞよろしくお願いします」と挨拶にいらっしゃいました。
これは気合いを入れて、しっかり弾かねば💪


実を言うと、今日のリクエスト3曲は構成に迷いました。
通常、リクエスト曲は棺へのお花入れから出棺の時に弾きます。
曲と曲のつなぎがスムーズに行くためには、同じ調号の曲同士にしますが…今日はどうしよう?😅
「いい日旅立ち」は♭系から♯系の楽譜に変えたので…今日はコブクロの「蕾」から始めることにします。


この曲は2006年にドラマ化されたリリーフランキー作「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」の主題歌でした。
家族愛がテーマとなっていたリリーフランキーの自伝的小説で大ヒットしましたね。
私も当時の授業で生徒と歌った覚えがあります。

コブクロ - 蕾


次は「いい日旅立ち」に繋げました。
誰もが知っている山口百恵の代表曲で、作詞・作曲はアリスの谷村新司。
音楽の教科書にポップス音楽が初めて登場した時、この曲が真っ先に取り入れられたのですよ😊

いい日旅立ち 山口百恵


お見送りは「夜霧よ今夜もありがとう」です。
以前にもご紹介した通り、この年代の方に石原裕次郎は大変な人気ですね✨

夜霧よ今夜も有難う (720P)


会場にはメモリアルコーナーという故人さまを偲ぶスペースがあります。
そこは故人さま思い出のお写真をスライドショーにてご紹介するコーナー。
お写真の多くは古き良き昭和の時代です。
いつも初めて出会う故人さまですが、そのお写真を見て、私も故人さまを偲びます。
本当に良い時代でした🍀


時代は流れ行くものです。
私の演奏技術もますます怪しくなりますが😅 そこは表現力と即興でカバーしつつ💦
なるべく長く、このお仕事を続けられたらいいな…
今日も音楽ができて感謝でした🙏