『生きがい』を持ち続ける
昨日までの旅行が終わって、今日からは日常生活に戻りました。
相変わらず暑くて身体はシンドイですが😵💦
暑い、暑いと文句を言っても涼しくなるわけではなく…
地道に やるべきことをして、次回の旅行を楽しみにして、日々暮らしていきます。
今回の旅行も楽しかったのですが、家に帰って ふと頭に浮かぶのは義母のこと。
離れて暮らしているので たまにしか会えないけれど…その度に年老いていくのを見るのは悲しいものがあります。
ばあちゃん(義母)は亡くなった私の母と同い年。
私たちが結婚してすぐに母は亡くなったので、ばあちゃんは私が娘を出産した時に 1ヶ月ほど我家に泊まり込んで手伝ってくれました。
夫の実家は田舎の旧家で、じいちゃん(義父)は8人兄弟の長男。
若くして長男の嫁となった ばあちゃんの苦労は、大変なものだったと夫から いつも聞かされています。
ばあちゃんの人生は人に尽くすことばかりでした。
舅小姑の苦労から解き放され、子育てが終わった ばあちゃんに少しでも人生を楽しんでもらいたい。
そう思った夫は、よく ばあちゃんを我家に呼びました。
ばあちゃんの趣味はパチンコ。
田舎にはパチ屋が少ないので、ばあちゃんは大喜びで《とらひめ市》に1週間くらい泊まりがけで遊びに来ていました。
と言っても夫は仕事が忙しく、パチ屋への送り迎えや お付き合いは私の仕事。
2人でドル箱を積んで騒いだり、田舎にはない しまむらへショッピングに行ったりしたものです🤭
7年前、じいちゃんが亡くなると、ばあちゃんは生きる張り合いがなくなってしまい…
「早くじいちゃんの所へ行きたい」と言ってばかり。
「ばあちゃんは今まで誰かのために生きて来たけれど、これからは自分のために生きていいんだよ。」と言いましたが、人に尽くす人生を送ってきた ばあちゃんには難しかったようです。
少しでも体力をつけてほしくて、こちらに遊びに来た時にカーブスへ連れて行ったりしたけれど…
通っていた健康体操は コロナ禍で休止になり、散歩もしなくなり…
昨日会った時は、這って移動するようになっていました😢
もう、何も やる気が起きないそうです。
何と言葉をかけて良いのか分からなくて…
夫は「次に会う時は ちゃんと立って歩けるようにすると約束しろ」と言うしかありませんでした。
一緒に住んでいない私たちなので、どこまで踏み込んで良いものか分かりませんし…
なかなか難しいものがあります。
ばあちゃんに『生きがい』があったなら、自分で動こうと頑張ってくれるのでしょうけれど、90歳を超えてた今、それを求めるのは無理なのかもしれないと思いました。
そんな ばあちゃんを見て、私も この先の自分を考えます。
私は これから、どのように年老いていくのだろう?
それは遠い未来のことのようですが、案外すぐにやって来ることなのかもしれません。
歳をとってもなお、能動的に生きるためには どうしたら良いのかしら?
そのためにも『生きがい』は必要です。
誰かのために『生きる』とすると、その人との関係が無くなれば それも消えてしまうかもしれない。
消えないものは…やっぱり自分自身だと思います。
自分のために生きる。それが正解なのだろうと思いました。
何かを勉強する、何かを作る。
時間を忘れて打ち込める何かがあれば、それが一番幸せですよね。
ということで、朝ごはんを食べている夫に「何が生きがい?」と訊ねてみました。
すると…「旅行に行って、ご当地の旨いモンを食べること」ですって😂
現役で仕事していた頃とは大違い🤣
退職後の夫は時間を贅沢に使いながら、庭や畑の手入れをし、金魚の世話をして…でも頭を使うのが好きな人なので、研究のことを考えたり 政治の記事を読んでいます。
間違いなく、今が一番幸せなのでしょうね。
あ、私も好きなゲームができて、ちょこっと音楽の仕事ができる今が一番幸せだと思います。
それが長く続けられるように努力したい。
年老いてからの下準備もしながら。
ご当地の旨いモン…昨日、勝沼で美味しい葡萄ジュースを買ってきました。
今日は それを使って、ミルク&葡萄ゼリーを作りました。
とても美味しかったです😋
まだ暑さは これからですが…涼しくなったら、ばあちゃんに会いに行こうと思います。
歩けるようになっていることを祈って。
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