過去は美しいか

2024/07/03 21:44

先日、過去にヨーロッパで暮らしてみたかったという記事を書いてから、何となく？ブログトラブルに巻き込まれています。

昨日、その方のブログを読みに行くと、niceボタンが表示されません。
どうしてかな？と思いましたが…ああ、この方は私をブロックされたんだと気付きました(遅すぎる？というか、私が鈍感？😅)
私は過去に海外で暮らした方の経験について価値がないと言っているわけではないのですが…どうもその方は、ご自分の過去を否定されたと受け止められたようです。
私には全くそのつもりがないのですが、受け止め方は人それぞれ。
残念なことだなぁと思いました。

人生の歩みはそれぞれで、過去の記憶も皆違います。
特に幼少期の記憶は大事。
親や周りの人から愛情をたくさん受けて育ってきた人は、大人になってからも他の人に愛情を持って接することができますが、何かしらの問題を抱えている家庭に育つと、情緒が安定していなくて、他者との関わり方が下手な傾向にあります。
私の場合、育った家庭は普通でしたが、子どもの頃から人間関係が下手なのは、持って生まれた性格かしら？🫢

今、この歳になって特に思い出されるのは、自分が最も輝いていた時代です。
おそらく誰もがそうですよね。

私が最も輝いていた時代…それは20歳から40歳頃でした。
良くも悪くも10人並みの容姿の私ですが、若いというだけで男性は寄ってくるものです。
これは生物学的においては当然のことですけれど…
何を着ても似合うし、食べても太らなかったし、身体のどこも痛くなかったあの頃。
まさに若さは無敵でした。

折しも大学生の頃は、バブル期前の好景気。
当時流行っていたのはワンレン、ボディコン、サーファーカット、マハラジャ…頑張れば必ず良い結果が得られる良い時代でした。
今でも学生時代を懐かしんで、数年に一度は東京詣でをしていますが…庭のように歩き回っていた池袋西武は残っているものの、閉店が決まったという話(ですか？)。
足繁く通った銀座ヤマハのビルも建て替えられて、銀座のお店の並びも一変しました。
今、東京へ行っても、懐かしい記憶を残す物にはなかなか出会えません。

就職してからは仕事の思い出ばかりです。
その頃の私は、授業も部活も全力投球で臨んでいました。
当時の経験は仕事をする上での自分の基礎でしたから、私にとっては大切な記憶です。

娘が生まれ、子育てをしながら仕事をし、歌の勉強を再開して演奏活動もして…40歳頃までの月日は充実していたというより、いつも何かに追いまくられて飛ぶように過ぎていきました。

私の部屋(＝ピアノの部屋)には、それらの記憶を残す物がしまってあります。
これら思い出の物は私にとって意味のある物ですが、他の人にはゴミ同然の物かもしれません。

最近の世の中は断捨離ブームで、私も歳を取るにつれて持ち物を厳選しようと思うようになりました。
半年くらい前、演奏会用のドレスやアクセサリーを思い切って処分。

全て捨てようとゴミ袋に入れていたら、夫が「1つだけ取っておいたら？」と言います。
「思い出の物を捨ててしまうことは、その時の記憶も捨ててしまうことだから」
そう言われて、演奏会用のネックレスを1つだけ取っておくことにしました。
それは過去の演奏会ポスターと一緒に飾ってあります。

せっかくなので、私の思い出の品をご紹介させて下さい🙇‍♀️

その横には大きなラメのリボン。
これは定時制高校で教えていた時、生徒と文化祭でバンドを組んで出演した時の衣装？でした。

なかなか捨てられない物は、フルートと指揮棒です。

フルートは手放すかもしれませんが、指揮棒は私の棺桶に入れてもらうつもり。
もう2度と吹奏楽の指導をすることもないので、本当は必要ないのですけど…これは握りの部分がコルクではなく竹の節を使って作った特注品で、私専用のオリジナルだったのです。

その他にも300枚に及ぶクラシックのCD、楽譜の山…どれも私にとっては懐かしい思い出の品ばかり。
今の私は冴えない田舎のオバチャンですが、そんな私にも良い時代がありました。

ということで、今日のお題『過去は美しいか？』ですが…
その答えは、間違いなくYes‼️
でも、これは私に限ったことではなくて、シニアの方の多くが美しい過去を持っているに違いありません。
若かった日々は、誰にとっても懐かしくて大切な記憶です。
良き思い出や幸せな記憶は、心の支えになりますから、そういう思い出がある人は幸せですよね😊

私がブログで語ったことが、他の人にどのように受け取られたかは分かりませんが…
言いたいことを言い過ぎたのでしょうか。
私は昔から敵が多いので、「またか」という思いですが、人から嫌われて良い気分のはずがありません。

今日、ネットをめぐっていたら、こんな言葉を見つけました。