どこか身体の具合が悪くなって救急病院の お世話になったり、人間ドックで何か問題があると、かかりつけの お医者さんに相談するように勧めまれます。
でも我家には特に お世話になっているお医者さんはありませんでした。
若い頃は比較的健康なので、お医者さんの お世話になることも少なかったからです。

それに私は あまり開業医を信頼していません。
その理由は、母や父のことがあったからです。

その昔、母は人間ドックで炎症反応があると指摘されたので、かかりつけの お医者さんに相談しました。
「こんなに元気なのに、どこか悪いと思えない。たぶん他の患者さんと血液を間違えられたんじゃないの？」
母は その先生の言葉を聞いて安心しましたが、実は膵臓癌に侵されていて、1年半後に亡くなりました。

母の事があったので、父は友だちから紹介された他の お医者さんに診てもらうようになりました。
そのお医者さんがシニアに人気だった理由は、具合が悪いというと直ぐに薬を出してくれたからのようです。
父は80代を過ぎた頃、肺炎(間質性肺炎)になりましたが、その お医者さんは何も治療をせずに、父は亡くなりました。

どちらのケースも、仕方のないことかもしれませんが、お医者さんによる適切なアドバイスや治療があれば、違った結果になったかもしれません。
どんな お医者さんに出会えるか…これは運でもあるのですね。

夫は元からアレルギー体質で身体が弱かったのですが、60代を過ぎた頃より喉の不快感に悩まされるようになりました。
呼吸器系の病気を疑って病院に行きましたが、原因は分かりません。
同じ頃に受けた人間ドックでも異常は見つかりませんでした。

夫の人間ドック成績表を娘に見せると、
「お父さん、逆流性食道炎があるじゃない。喉が痛いのは気管支じゃなくて食道のせいだよ。消化器系の病院へ行った方がいいね」
そう言って、一緒に消化器系の病院を探してくれました。
すると新しく開業したクリニックがヒット。
しかも そのクリニックを開業したのは、娘が実習の時に お世話になった先生だったのです。
「人間的にも信頼できる良い先生だよ」ということで、夫は そのクリニックへ行くことにしました。

これがドンピシャで、夫の症状は改善。ビックリです。
その上、放置していた高血圧にも降圧剤を処方していただきました。
娘が言った通り、穏やかな良い先生で、気難しい夫とも意気投合⁉️😳
本当に良い先生に巡り会えました。

そして、秋になってインフルエンザの予防接種を受けようかという話になった時も、そのクリニックでお願いしようという話になったのです。
でも…こちらは夫の かかりつけ医。
私は消化器が丈夫で、何でも美味しく食べられるのだけれど？私も このクリニックを かかりつけ医としていいのかしら？😅
そう思いながら診察券を発行していただき、インフルエンザの予防接種を受けました。

夫が在職の時から、私たちは毎年6月に人間ドックを受けてきましたが、補助がいただけたのは去年までです。
今年はどうしよう？高額なお金を払って人間ドックを受けるべきか悩みました。
娘に相談すると、娘としてはドックを受けて欲しいようでしたが…
「健康診断の項目を、市の補助を受けながら〇〇先生の所で受ければいいよ」とのこと。
というわけで、今日は そのクリニックへ健康診断に行きました。
診察をしてくれたのは…〇〇先生ではなく、若い先生。大学から外勤で来られている方のようです。

夫が通い始めた頃は患者数も少なかったのですが、良い先生だし大学とも繋がりがあるということで、今や このクリニックは大人気。
それで先生1人では 診療が追いつかなくなってしまったのでした。

街を歩いていると、新しくできた病院がたくさんあります。
繁盛？している所があれば、そうではない場合も。
医者の数も増えましたが、良い先生に巡り会えるかは運次第という感じです。
とりあえず、夫は良い かかりつけ医に出会えました。
私まで このクリニックに お世話になって良いものかどうか悩むところですが…とりあえず今は こちらが かかりつけ医ということなのでしょうね😂

私としては かかりつけ医の お世話にならないように、日々健康管理に気をつけて過ごそうと思います。