いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

紀伊半島の旅(番外編)〜時の流れを感じる

旅行から帰って来た翌日の今日ですが…県外で仕事があったので、高速をかっ飛ばして行ってまいりました🚗💨
仕事の依頼があったのは一昨日、本州最南端の潮岬で自然の偉大さに感激していた時です。



携帯電話の電波は、こんな所まで届くんだ‼️とビックリ😳
少し前だと、このような事は考えられませんでしたよね。
どんな所にいても電話はかかって来て、仕事の依頼が来る…。
時代は変わったものだなぁと思いました。


私は普段、家にいることが多いので、世情に疎く…何かが きっかけで 時代の移り変わりに驚くことも しばしばです😅
今回の旅行は2年ぶりだったので、いろいろな所で時代の変化を感じました。
ということで、今日は今回の旅行で印象に残ったことを お話したいと思います。


旅行で私が楽しみにしているのは乗り物での移動。
私は車窓から人々の暮らしを眺めるのが大好きな《乗り鉄》なのです。
学生時代、私が地元と東京を行き来していた頃、車窓から見えたのは よく手入れされた農地による田園風景でした。
それが今から20年前くらいから耕作放棄地が現れ始め、浜名湖周辺にあった養鰻池も無くなってしまったのです。



10年ほど前から増えたのはメガソーラーです。
農地や山林などにはソーラーパネルが置かれ、里山の風景も変わってしまいました。
しかし太陽光発電も永久的なものではありません。



特にパワコンの寿命は10年前後ですし、交換には多額の費用がかかります。
その費用が払えないとなると…メガソーラーは粗大ゴミになってしまうんじゃないかしら?
今後のエネルギー政策にもよりますが、この先 どうなってしまうのだろうと案じてしまいます。
と言っても自分は その頃、生きていないけど💦


増えたのはソーラーパネルだけではありません。
ここ最近、廃屋というか空家も増えました。
新しく建った家もありますが、その数より空家の方が多いかも?
特に地方は深刻です。



地方でなくてもシャッター通りとなってしまった昔の商店街は数知れず…
日本のほとんどの街は、昔 西部劇にあったゴーストタウンのようになってしまうのかもしれません😔


私が子どもの頃、世の中は高度経済成長の時代でした。
第一次産業も第二次産業も盛んでしたが、今は そのどちらも盛んではありません。
今、最も盛んなのは第三次産業…つまりサービス業です。
サービス業は広く人と関わる仕事なので、AIや産業ロボットに取って代わられることがありません(今のところは)。



今回の旅行では2件のホテルを利用しました。
最初に宿泊したホテルでは、20〜30代と思われる若い従業員ばかりでビックリ😳
私も夫も職業柄 若い世代と接してきたので、最近の若者を知っています。
この世代は生まれた頃からインターネットがあり、どちらかというとリアルに人と接するのが苦手な子ばかりと思っていたので、これには驚きました。


そういえば定時制高校で教えていた時、卒業後にホテルスタッフ養成の専門学校へ進学した子がいたっけ…。
当時は《モノ作り》の企業へ就職する生徒が多かったので異色に感じましたが、彼女は今のような時代が来ることを読んでいたのかしら?


夕食の時にサービスしてくれたスタッフの方は、私が好きな谷原章介ばりのイケメンくんでした。
当たりも柔らかく、こちらの質問や要望には丁寧に応えてくれて、ホテルスタッフにしておくのは もったいないくらい。
わずかな間でしたが すっかり私たちと打ち解けて、今の若い子には珍しいよね、と夫と話しました。



きつい、過酷、稼げない3Kと言われる第一次産業、AIや産業ロボットに仕事を奪われた第二次産業。
今の時代、収入を得られるのは第三次産業で、それに従事する人はコミュニケーション能力を求められます。
それがないと、これから先の時代を生きていくのは難しいのだろうなぁと思いました。



円安の時代、外国から日本を訪れる人も多くて、日本は空前のオーバーツーリズムです。
確かに外国人旅行客も多いですが、もっと多いのは私たちのようなシニア世代の旅人😅
どこへ行ってもシニアがいて、お金を使うのもシニアの世代。
人のことは言えませんが😂


本当に これからの時代は どうなるのかしら?


そんなことを つらつらと考えた旅の翌日でした。