今日はセレモニーピアニストのお仕事がありました。

実はこの仕事が来た時に、もう1つ仕事が来たのです。
そちらの方は隣県のお式で、他に引き受け手がいないとのことで私が受けたのですが、入ってきたリクエストを見てギョッ…これは弾けない曲💧リストの超絶技巧練習曲「ラ・カンパネラ」でした😅
「申し訳ありませんが、これは弾けません」と言って断りましたが、その時の事務所の対応が明らかにムッとした感じで💧

この仕事を始めてから3年になりますが、年に1度の割合で、このようなガチ物のクラシックを弾いて欲しいと言われることがあります(演奏会ではなくお葬式なので、本当にごく稀なのですけど)。
私はピアノ専攻ではないので、当然弾けません😂
仮にもギャラをいただくわけですから、弾けないリクエストはお断りさせていただいています。今までにこのようなことは3度ほどあったでしょうか。

事務所の機嫌を損ねたので、もうお仕事は頂けなくなるかもしれません。
まぁ自分は年齢的にも演奏できるギリギリのところですから、毎回「これが最後のピアノ」という覚悟で弾いています。
とにかく、今日が最後となっても悔いの残らない演奏をしよう。
(でも昨日のミモザ剪定✂️の後遺症で右手の感覚がおかしいです😅)

今日のお式は13年前のちょうど今頃、父のお葬式をしたのと同じ会場。
私は父、母共に、今お仕事を頂いている葬儀会社に式をお願いしました。
父のお葬式の日も、今日のように良く晴れた秋の日だったなぁ…。
私が病気の姉に代わって、父の葬儀で喪主を務めたのは45歳の時でした。
人生のいろいろな節目に当たる時だったから、無我夢中で…。
その時のことはあまり良く覚えていません。

父の葬儀でセレモニーピアニストの方が演奏して下さったのは覚えています。
でもリクエストを出す余裕もなかったし、どんな演奏をしていただいたのか全く記憶にありません😅
そんな私がセレモニーピアニストとしてこの会場にいるというのは、何だか不思議な気持ちです…。

さて、今日は最初からリクエストがありました。
それは さだまさしさんの『いのちの理由』です。

いのちの理由（PV）／さだまさし

歌詞はコチラ↓↓

良い歌詞ですね…家族愛というか、グッと来る詞で泣けてきます😭
故人さまは80代後半の女性。
ご主人を20年前に亡くされた後、お一人で暮らしながら趣味の舞踊を続けて来られました。
高齢になってパーキンソン病を発症され、最期は施設でお亡くなりになったとのことです。

故人さまは この曲が大好きで、聴く度に涙を流されていたと、喪主さまは話してらっしゃいました。ご家族は故人さまのために綺麗な花祭壇をご用意。
お子さんとそのご家族に見送られて、心暖まるお式でした。

前にもお話したように、私の姉は若年性パーキンソン病を40代半ばで発症。
その病名を聞くと、いつも姉を思い出します。

人生は何が起きるかわかりません。
自分の命がこの先どうなるかは、誰もわからないと思います。
何より辛いのは、病を抱えたまま死ぬこともできないで、生き続けなければならないことでしょう。
姉はまさしくそうでした。

半世紀以上を生きているので、私の身体も昔のように調子良くありませんが…とりあえず健康を与えられています。
普段は気付かないけれど、それって本当はとてもありがたい事ですよね。

だから自分は頑張り過ぎてしまうのかもしれません💧
私は欲張りで「あれもしたい」「これもしたい」とすぐに考えてしまいます🤣
もう少しじっくりと構えなければダメですね…
でも、(元気で)生きていられる時間は限られているから、いろいろやりたくなってしまうんです😂

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昨夜、冷蔵庫を閉めた時に反動で扉が5ミリくらい開いたままになっていたらしく…夫に見つかって怒られました。
「何でこんなにいいかげんなんだ❗️ダメだなぁー」(夫)

ふんっ😤と思いましたが…ちょっと発想転換で😛
「もし私が病気で介護が必要だったら困るでしょ？ダメな妻でも病人よりいいじゃない」
夫はハタと考え、「それもそうだな」と言いました😛😛😛
(冷蔵庫を開けっぱなしも困るけど🤣)

人間、元気がイチバン‼️
アントニオ猪木の「元気があれば何でもできる‼️」じゃあないですが😂

毎度のことで、最後はよく分からなくなりましたが…
元気に楽しく、好きなお仕事ができればもっと幸せです❣️

次に事務所から仕事依頼の電話は来るか来ないか分かりませんが…
首を長くして待ってます🙏
この記事が《音楽のおくりびと》ブログの最終回にならなければいいなぁ…