音楽のおくりびと🍀〜その⑦
今日は1日おいてセレモニーピアニストのお仕事でした。
時節柄とでも言うのでしょうか…秋になると天に旅立たれる方が徐々に増え始め、冬はもっと多くなります。
セレモニーピアニストのお仕事も10月頃から多くなり、お正月を挟んでの ふた月がピーク。
それでもコロナが始まってからは、大勢で集まる場が避けられて…私の出番は以前よりずっと減ってしまいました💧
今日はリクエストなし、会場も家から近くて、一番ありがたいケースです。
故人は90代半ばの男性。
クラシックに季節の童謡・唱歌が無難なところでしょうか?
クラシックは↓↓このブログ記事にある「ジュピター」の中間部分を、オリジナルの3拍子で。
それに加えて「タイスの瞑想曲」。私の大好きな曲です😊
この曲はマスネによって作曲されたオペラ「タイス」の第2幕の劇中曲。
オペラはあまり上演されませんが、甘美なメロディーのこの曲が大変有名で、単体で演奏されることも多いんです✨
M. Kamio - Meditation from Thais
故人の年代からすると昭和初期の曲を入れるといいのですが…それでは来られるお客さまが知らない曲ばかりになってしまうので😅
この場合は誰にでも親しまれている童謡や唱歌を少し多めに演奏しようかなぁ…
季節感の感じられるものというと…秋の曲🍂
秋はステキな童謡が多いんです。私は「里の秋」がお気に入り。
少しジャズ風なアレンジの楽譜があるので、そちらを弾くことにします。
原曲は↓↓こちらですね☺️
楽譜一式を携えて会場に入り、司会さんと打ち合わせすると…
たぶん故人はカラオケがすきだったのではないか?と言われました😅
メモリアルコーナー(会場内に故人の思い出の品を飾るコーナーがあるんです)のスライドショーに、カラオケで歌われているお写真があると言うのです。
「あの歌詞、何の曲だったかなぁ?って思ったんだけど、わかる?」
『〜知っているのか ふたりの仲を〜』バックには石原裕次郎の姿が…これは‼️
《夜霧よ、今夜もありがとう》ですね😌
残念ながらその楽譜は持って来ませんでした💧家にはあるんだけど💦
次の時は石原裕次郎の楽譜を予備で持ってこないといけませんね、昭和初期生まれの方には根強い人気ですし…
故人は18年前に奥さまを亡くされた後、お一人で生活なさっていたそうです。
自治会長も務められたので、最近のお式では珍しく多くの参列者が来られました。
喪主さまである息子さんは、心を込めてお父さまをお見送りしたかったのでしょう。
盛大なお式でした。
最後は定番のこの曲でお見送りです☺️
Misora Hibari(美空.ひばり) - Kawa no nagare no you ni(川の流れのように)
今日はエアコンの吹き出し口から来る風当たりが悪くて、楽譜が何度か飛ばされました💧
クリップで留めましたが、曲の入れ替え時に大変で💦
問題なくお見送りできましたが、最後までドキドキでした😮💨
13年前に亡くなった私の父は、今日のお式の方と同じ年代でした。
今月末は父の命日です。
久しぶりにお墓参りに行こうかなぁ…とは言っても父と母は永代供養にしたので、お墓はもうないのですけどね💦 供養塔にお参りして来ようと思います。
今日も音楽のお仕事ができて感謝でした🍀
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