旅立つ時は、人それぞれ
今日はセレモニーの お仕事がありました。
今回の故人さまは 既に生前葬を済まされているので、《お別れの会》になります。
お別れの会は 人前葬と同じような式の流れ。
通常は開式前の1時間に15〜20曲ほど演奏し、式中 読経の間などは座ったままで待機の時間ですが…
今回のようなケースでは開式の辞と黙祷以外、ずっとピアノを弾き続けなければなりません。
途中で音が途切れるわけにはいかないので、《いつものアレ》に加えて大量の楽譜を持参し、全て譜面台にセッティングします😅
スムーズな式の流れにするために、司会者と念入りに打ち合わせ。
今回の司会さんは、一昨日ご一緒したベテランさんなので ちょっと安心しました。
式次第は…開式の辞→黙祷→故人略歴→故人の お好きだった曲をCDで拝聴(今回は三波春夫さんの『チャンチキおけさ』でした)→思い出のスライドショー→お別れの言葉(弔辞)→弔電拝読→献花→喪主謝辞→閉式の辞
ピアノ演奏タイミングはナレーションに合わせて微妙に変わって来るので、打ち合わせのメモを見ながら弾き、司会者さんとアイコンタクトを取りながら進めていきます。
途中、スライドショーでは喪主さまが説明され…5分程度ということだったのですが大幅に伸びて😅曲が足りなくなってしまいました💧
予備の楽譜を片手で取り出し、それでも音は途切れさせないように片手で演奏し💦
何とか場を繋げた感じです😂
故人さまは大正12年生まれで、100歳を超える ご長寿。
自分が死んだ後に行われる葬儀では 親しい方に会えないのが寂しいから…という理由で、90歳を過ぎた時に生前葬をされました。
生前葬をされてから約10年後に お亡くなりになりましたが、その間ボケることもなく お元気でいらしたそうです。
人は誰もが、自分の旅立つ時を知ることはできません。
その時を見据えて、どのように人生を締めくくるか、考えてなければならないものですが…
なかなか思うに任せないものです。
私も夫も、今は まだ元気ですが、これから どのようになるのか分かりません。
葬儀は たぶん家族だけになると思います。
ただ夫の場合は…今回のような《お別れの会》を後日 しなければならないかも?
(夫は それもしなくていいと言いますが😅)
その時が来ても、慌てることなく粛々と進められるように…考えておこうと思います。
長く厳しかった夏が終わり、あっという間に 秋が駆け足で過ぎ去ろうとしている今日この頃。
今日も秋の歌を演奏させていただきました。
開式前より演奏を開始して約2時間半、ず〜っとピアノを弾き続けていたので、緊張感もあり…さすがに疲れましたぁ😂
たくさんの ご家族、ご友人に見送られ、和やかで素晴らしいお別れの会でした。
今日も無事に お見送りできて感謝です🙏
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