いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

歌心

とらひめ

昨日、お通夜で演奏を終えて会場を後にしてから約11時間…今度は葬儀で同じピアノに向かうことになりました。

3年くらい前にも通夜&葬儀と続けて演奏したことがあって、その時も結構キツくて💧

でも お仕事を頂けるうちがハナですからね✨

頑張ります💪



さて、今回のリクエストは…


歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」/プッチーニ

早春賦/中田章

アヴェ・マリア/J.S.バッハ〜グノー

浜千鳥/弘田龍太郎

クレメンタイン/アメリカ民謡

歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲/マニカーニ


本来、リクエストをお受けできるのは3曲までなのですが…6曲😅

でも「クレメンタイン」以外は演奏したことがあるから大丈夫かな?



歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」〜ピアノソロバージョン


こちらは以前、パバロッティが歌った演奏を ご紹介させていただきましたが…今回は私の演奏するピアノアレンジバージョンで😅

プッチーニが作曲した最後のオペラ『トゥーランドット』から、カラフ王子が歌うアリアです。

元がオペラの曲なので、歌のことを よく知っている人でないと、フレージングが難しいかもしれません。

ベンカントオペラは私の声質に合わなくて…『トゥーランドット』ではリュウという女中の役しかできなかったですけど🙈

憧れのセンパイが歌うのを何度も聞きました。

私にとって思い出の曲です😊



クレメンタイン〜ピアノソロバージョン


この曲は「愛しのクレメンタイン」と呼ばれることもあり、同じメロディーで歌詞が違う「雪山讃歌」も同じように有名です。

「クレメンタイン」はアメリカ映画『荒野の決闘』の劇中曲。

とても親しみやすいメロディーなので、近年は韓国ドラマ『春のワルツ』の挿入歌としても使われています。

初めの曲なので事務所から楽譜を送ってもらったら、どうも『春のワルツ』版のアレンジ譜みたい?

明るい感じの曲調ですが、後半はマイナーになっている…ちょっと興味深いアレンジでした。



歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲〜ピアノソロバージョン


これは私の《いつものアレ》の1曲。

オペラの劇中曲で、以前オーケストラバージョンを ご紹介させていただきました。

ゆったりとした甘美なメロディーで、弾いていると すごく豊かな気持ちになれる…私の大好きな曲です☺️

オーケストラの曲をピアノで演奏するのは、響きの面で ちょっと大変なのですが💦

これも歌を知っていれば、雰囲気は出せるかも?



今回の故人さまは80代後半の女性。

ご主人と2人で事業を立ち上げられ、二人三脚で会社を経営してらっしゃいました。

古い映画が大好きで、近年はオペラにも興味を持たれてらしたのだそうです。

リクエストの選曲は、そう言った理由だったのですね…


私は若かった頃、声楽を勉強しているのにメロディーを歌い上げるのが苦手でした。

何というか…ちょっと感情が淡白なせいか?

自分の歌にツッコミを入れたくなってしまって…しっとりと歌い上げる自分が気恥ずかしかったのです😅


でも…年齢を経て、自分に酔いしれるくらい歌った方が 聴き手に伝わるのかなぁと思うようになりました。

だんだんと恥じらいがなくなったのかな…?

まぁオバサンになったということかもしれません😂

私が変化するように、歌も変わっていくのだなぁと思います。


「あなたには歌心が足りない!」と いつも師匠に言われていたけれど…

今は そんなことないと…今回のリクエスト曲を演奏していて思いました。

音楽は自由に楽しんで、歌って…それがイチバンですよね😊


愛する ご家族や友人の方々に見送られて、故人さまは静かに旅立って行かれました。

昨日、今日と…無事に お見送りできて感謝です🙏