夫、退職後の月曜日
この5月で、夫が退職して3年と1ヶ月半が過ぎました。
さすがに現職を退いた日常に慣れただろうと思うのですが、勤めていた期間が長かったせいか、まだ しっくりこないようです😅
でも月曜日が来るたびに「オレは本当に退職したんだなぁ〜」と、実感しているみたい。
1週間の始まりである月曜日は、夫にとって最も気の重い曜日でした。
なぜ月曜日が そんなに嫌だったかというと、研究報告会(ゼミ)のある日だったからです。
ゼミでは研究室の学生が1週間の研究報告をし、夫と助教が それについて指導をすることになっていました。
時代の流れと共に大学生、大学院生の雰囲気も昔と随分変わり…イマドキの学生と接するのは なかなか大変だったようです。
通常、ゼミは大学の研究室内で行われますが、夫の退職1年前、コロナによる緊急事態宣言で大学は封鎖。
講義も研究室指導もできなくなり、それらは全てオンラインで行われました。
私は それまで、夫が どんな講義をしているのか、学生と どう接しているのか知らなかったのですが…家でパソコン越しに夫がゼミをしているのを見て「へ〜っ( ゚д゚)」と思ったものです。
「この学生は喋るのが上手だけどカッコつけているだけで、あまり良く分かっていないな」
「この子は地味だけど堅実に仕事をこなすタイプ」などなど。
私自身も教育の仕事をしていたので、なかなか興味深く見ていましたが…今どきの学生を指導するのは難しそうで😅
月曜日が嫌だという夫の気持ちが よく分かりました。
コロナ禍の最中に退職を迎えた夫は、最終講義を行うことも、参加予定だった国際会議に行くこともできませんでした(その際 私に約束していたヨーロッパ行きもオジャン😂)。
華々しい退官セレモニーが一切できなかったからか?
夫には、退職したという実感がイマイチないのかもしれません。
でも、やっと最近になって、ゼミのない月曜日を しみじみ味わうようになり…
「オレは本当に退職したんだなぁ〜」と言う夫。
現職の頃は、本当に大変だったんだろうな。
それを支えていた私も大変だったのですけどね(夫のモラハラで🤐)。
最近、夫がハマっているのはランチ。
私が ひとりランチを楽しんでいるのを見て、自分も行ってみたいと思い始めたようです。
でも1人は嫌みたいなので💧私も お付き合い。
土日や仕事の日は避けるので…行くのは月曜日か水曜日。
今日はコメダ珈琲に行こうか?ということになりました。
ランチを食べながら、今日も夫は しみじみと「オレは本当に退職したんだなぁ〜」と。
そうですよ。
昔は こんな風に外食するのも嫌がっていたけどね😂
ふと…隣のテーブルを見ると、私たちと同年代の夫婦が座っていて、コーヒーを飲みながら読書をしていました。
我家と同じだなぁ…みんな こんな風に退職後の日々を過ごしているのかしら?🤔
現職の頃のような目まぐるしい日々は 遥か遠く、こうやって歳を取っていくんだろうな。
でも…私には まだ行きたい所もあるし、やりたいこともあります‼️
そのためのエネルギーは とっておきたい。
『退職実感の月曜日』ではあるけれど、それは充電の日ってことにしておいてほしいな。
まだまだ、これからよ🤣

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