じいちゃんの柚子
昨日、夫の実家から柚子が送られて来ました。
この柚子は夫の父が生前に植えた物で、タネがない品種。
夫の実家から毎年この時期に送って来てくれます。
夫がお礼のメールを義姉に送ると、今年はちょっと不作で あまり実がならなかったと返事が来ました。
確かに去年送ってもらった柚子よりも、小さめで元気がないかな?
夫の両親は長生きで、義父は7年前に93歳で天寿を全う。
義母は今年90歳になりますが、頭はしっかりしていて今でも健在です。
私たちは義父を《じいちゃん》、義母を《ばあちゃん》と呼んでいました。
なのでここでも親しみを込めて《じいちゃん》と呼ばせてもらいます。
じいちゃんは山あいの街で9人兄弟の長男として生まれました。
頭がとても良く(たぶんウチの夫のアタマはじいちゃん譲り)、若い頃は衛生兵として戦地に赴き、復員後は東京の大学に進学。
卒業後は電気技師として働きました。
植物が好きで、いろいろな花や木を育てていたっけ…。
そして大変な読書家でした。
じいちゃんは自分なりの哲学を持っていたと思います。
夫の実家に帰省した時、トイレに じいちゃんの書いた標語?のような物が貼ってありました。
それは じいちゃんが自分で考えたのか、どこから取って来たのかは分かりませんでしたが、ナルホド〜と思う物もあり…今でも『じいちゃんの言葉』として私たち家族の中に残っています。
代表的なものは…
【子どもは親の言うことをきかない。でも親のマネはする。】
【今日も精一杯生きよう。草燃ゆる。】
一番名言だと思ったのは…
【理想を忘れた人は老いる。】
まさしく その通り。
そして、これは今の自分のモットーとなっています。
さて、じいちゃんの柚子。
今日はこれを使って柚子酒を作ろうと思います。
無骨な柚子ですが無農薬だから安心して皮ごと使えますね👍
今回のレシピはコチラ ↓↓
普通はホワイトリカーで作りますが、私は果実酒を作る時にブランデー(果実酒用)を使います。
1.8ℓなので、レシピの倍量で作ります。
800gちょうどにはならないけど、おおよそ800g。
氷砂糖は前に使った時の余りが400gあったので、足りないぶんはグラニュー糖で代用。
まずは柚子の皮を剥きます…って💧なかなか剥けないじゃん💢
そういえば…昔、甘夏ジャムを作ろうと思った時に買った柑橘類の皮剥き道具《ムッキー》があったかも?🤔
昨日、食器棚を片付けた時に捨ててないはず…
ありました‼️ムッキーちゃん。捨てなくて良かったですね〜
断捨離しない選択が間違ってなかった証拠です👍
皮を剥いて、身と皮を分け、白いワタを除きます。
これ、結構イライラする😂
アイスクリームスプーンで良い感じに取れるけど…皮がボロボロになっちゃう…。
白いワタやスジは苦味の成分なので、これをキレイに取り除けば苦味の少ない美味しい柚子酒ができるそうですが…
どうせ柚子なんて苦いんだから大まかでいいや🤣
本当は先に身を入れて、後で皮を乗せると良かったようですが(後ほど先に皮を取り出すため)、どうせ混ざるんじゃないかしら?
皮→身の順に取り除いて、3ヶ月後には飲み頃のようです。
というと2月の終わり頃には飲めるのかな?🤔
じいちゃんの命日は2月18日でした。
梅の花が咲く頃、じいちゃんからの贈物として、美味しい柚子酒がいただけますね🥰
柚子酒を作っても、まだ柚子は残っています。
次は《とらひめ農園》の大根で柚子大根を作ろうかしら?
それはまた後日のお楽しみ🎶








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