ソトラコの お話〜最終章
我家では30年前からずっとネコを飼ってきました。
今まで一緒に暮らしたネコは5匹、全て室内飼いで…今の🐱ハナちゃんは6匹目。
それに加えて家の外に居候している野良のソトラコがいる、というというのは以前ブログで お話した通りです。
野良猫の平均寿命は3〜5歳と言われる中で、ソトラコは推定年齢12歳。
よく頑張っていると思います。
私が畑に出て作業をしていれば 隣でゴロゴロ…たまにはウンコまで💩
庭仕事をしていれば横に座り込んで お付き合い。
でも さすがに年齢には抗えなかったのか…少し前から様子がおかしくなりました。
他のネコとケンカした時に牙を折ってしまったせいか?
絶えずヨダレが出るようになりました。
一時は大変なメタボ体型だったのに、すっかり痩せこけてしまい…
でも顔だけが浮腫んでいます。
おそらく老齢ネコに よく見られる疾患…腎臓系が悪くなっているのだと思いました。
以前飼っていたネコが やはり同じ症状で亡くなっています。
私たちがエサを与えたので、責任を持って、できるだけ自然な形でソトラコを最期まで面倒を見ようと、夫と話し合いました。
牙を折って無くしてしまってから、水で柔らかくしたキャットフードにパウチの餌を混ぜて与えますが、なかなか食は進みません。
それでも私が外仕事をしていると、《ソトラコ ハウス》からヨロヨロ出てきて、畑や庭の お供をしてくれました。
ソトラコは毎朝、私が起きた様子を感じ取ると、勝手口の戸をガリガリかじって ご飯の催促をするのですが…2、3日前から それもなくなり、ハウスから出てきません。
声をかけるとハウスの中で「クゥ〜」と鳴くので、まだ大丈夫?
でも、昨日は黙ったままでした。
夕方、ハウスの中に手を突っ込んでソトラコを触ると、まだ ほんのりと温もりがあります。
ですが、そろそろダメかもしれない…
帰宅した夫に そう言うと、夫もソトラコの様子を見に行きました。
夫が声をかけたら、ソトラコは結構大きな声で「ウォ〜ン、ウォ〜ン、ウォ〜ン」と3度鳴いたそうです。
それがソトラコの最期の鳴き声でした。
昨夜、寝る前に もう一度ソトラコを触ると…ハウスの中で冷たくなっていたのです。
ソトラコが我家にやって来てから12年。
ネズミやコウモリをプレゼントしてくれたり…
トラが亡くなった時には、ソトラコの存在に慰められました…
我家の家ネコになる夢は叶えてあげられなかったけど…
その代わり、いつまでも一緒にいてくれるようにと、夫が我家の畑のすみにソトラコを埋めてくれました。
その上に石と木片を置き、これをソトラコのお墓とします。
お墓には大根の花を供えました。
といっても、本当にソトラコが居なくなってしまったと思えなくて…
外に出るたびに姿を探してしまう😢
我家のネコになれなかったけれど…ソトラコは彼女なりに幸せな一生だったと信じたいです。
ソトラコ…ひと足先に星になったトラに会えたかしら?
彼女は先代ネコたちと一緒に、いつまでも私たちの心の中で生き続けると思います。
たくさんの思い出を ありがとう🍀







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