春はモヤモヤ〜その理由は…
これは今が満開の桜にとって『花散らしの雨』になってしまうのかしら?
我家では特にお花見をしませんが、買物など日常の お出かけついでに桜を見にいきます。
今年も桜の花が綻び始めた先週の始めに、桜が綺麗に咲いている場所を巡りました。
「本当の見頃は来週だから、また来よう」
でも、私は もういいかな…と思ったのです。
わたし的に桜は咲き始めの頃が一番好きで、満開の時は「もうすぐ散ってしまう」と焦るような気持ちになり、桜吹雪が舞い散ると「終わってしまった」と悲しくなってしまう。
以前は そんな気持ちになることはなかったのですが。
私は若い頃、桜の季節が大好きでした。
市内には私なりの『桜の名所』地図があって、花が咲くと《初代とらひめ号》に乗って ひとり花見ドライブ。
満開になるタイミングは 場所によって微妙に違うので、4〜5日かけて花見を楽しんでいました。
ひとり花見ドライブができなかった子育て時期は、娘をベビーカーに乗せて近所の桜並木へ行ったものです。
娘が育ち上がって時間に余裕が生まれた頃、かつて私が巡っていた『桜の名所』に行ってみるこにしました。
ですが…そこにあったのは老木と化した桜ばかりだったのです。
古くなった枝は無惨に切り落とされ、花付きも悪く…私の記憶に残る桜とは大違い。
それを見ていたら、何だか悲しくなってきてしまいました😢
今朝、ばばちゃんさんが 桜の木の老齢化について お話されていた通りです。
私が かつて見ていた桜の殆どは高度経済成長の時期に植えられ、ちょうど一番の見頃を迎えた頃だったのですね。
木の成長は年単位。
今、桜の木を植えたとしても、自分たちは その花を見られません。
桜の木を植えてくれた先人たちは、後の世代のために そうしてくれたのですが…今、桜の木を植える人はいるのかしら?
数年後は、桜の花を見られなくなる春になるのかも。
私たちはずっと高度経済成長期の名残りにあずかって暮らしてきましたが、その恩恵も尽きてきたようで…近年あちこちで起きているインフラの老朽化は、まさに その表れだと思うのです。
次世代のために、私たちは何かをしなければならなかったはずなのですが、今の世は自分の事だけで精一杯。
というより、これが時代の流れなのかもしれません。
この先、私たちを取り巻く世の中は どうなってしまうのだろうか…?
すっかり お年を召した桜の木を見ると、そんな事を考えて、何だか やるせない気持ちになってしまうのです。
春になると私が感じるモヤモヤは、それなのかもしれません。
もちろんモヤモヤの理由は それだけでなく、新年度が始まってすぐは色々と落ち着かなくて…その雰囲気が嫌だということもあるのですが😅
歳を重ねたせいか、最近の私は懐古主義的なのかも💦
Yesterday once more〜ピアノソロバージョン
6つ年上の姉が熱心に聞いていたカーペンターズ。
この歌を聞くと、姉のことを思い出します。
私の気持ちは この歌の詞と同じだなぁ…と思いながら、懐かしい曲を演奏しました(ちょっと音が変な箇所が💦)。
とはいえ、春はステキな季節✨
今年も春を迎え、桜を見られたことに感謝しなければいけませんよね😂
明日、良いお天気だったら…どこかに お出かけしようかな🎵

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