いつもゴキゲンでいたいから…

自分らしくあるために。ジャンルを問わず、今日を書き留めていきます。

さくら〜歌と思い出🌸

私たちの生活や文化には四季折々の季節感が色濃く影響しています。

近年では厳しい夏が長くなり、春と秋が短くなってしまいましたが…やはり春の訪れは嬉しいもの。



セレモニーで演奏する時も、私は季節に合わせた音楽を選びます。

今年も桜の便りが届き始めました。


桜といえば、日本古謡の「さくら」ですね🌸


さくら〜日本古謡…ピアノソロバージョン


その他、「sakura」/いきものがかり、「サクラ咲ケ」/ARASHI、「Sakura」/レミオロメン、「桜の木になろう」/AKB48、「桜坂」/福山雅治、「サクラ」/ケツメイシ…たくさんの《桜ソング》がありますが、最もピッタリなのは森山直太朗の「さくら(独唱)」だと思います。




今日はセレモニーの お仕事がありました。

会場は市内ですが、少し遠方。

そこまでの道は20年くらい前、私立高校に勤務していた時の通勤路でした。

ちょうど森山直太朗の「さくら」がリリースされた頃だったと思います。


その頃、よく音楽室に遊びに来る女子生徒がいました。

ちょっと一風変わった子で、同級生と あまり交わらず…自分から壁を作っている感じ。

クラスメートも そんな彼女とは一歩離れて接していました。

彼女がポロッと「ウチの お父さん、ヤクザなんだよね」と漏らした時、ああそうなんだ…と思ったことを覚えています。


そんな彼女が、どうしても授業で皆んなと歌いたいと言って、この曲を持って来ました。


さくら(独唱)〜ピアノソロバージョン


彼女が持って来た楽譜はメロディーのみ。

当時は楽譜サイトがなく、YouTubeも今ほど普及していなかったので、彼女から借りたCDを聴いて音を取り、楽譜に起こして、何とか皆んなで歌えるようにしたのでした。


彼女は今、30代後半か40歳くらい。

どうしているのかしら?

ちゃんとカタギの世界にいるのかな?

幸せに生きているといいんだけれど…


音楽はタイムマシーンのようなもので、自分が その曲を聞いていた頃に連れて行ってくれます。

毎年、桜の季節に この曲を弾きながら、その子のことを思い出してしまう。

あの頃は まだ私も若かったなぁ…



          🌸



今日の故人さまは70代半ばの女性。

ご家族は、最近では珍しい白一色の花祭壇で故人さまを お見送りされました。

故人さまも遥か空の上から、咲き始めた桜の花を ご覧になったでしょうか。

そう思いながら「さくら(独唱)」を心を込めて演奏させていただきました。

今日も無事お見送りできて感謝です🙏